災害発生時、ペットと一緒に避難を 環境省、指針を各都道府県に通知方針

2013/05/21原発・放射能問題

【大地震・前兆・予言.Com】
“災害発生時、ペットと一緒に避難を 環境省、指針を各都道府県に通知方針” 2013/05/07

http://okarutojishinyogen.blog.fc2.com/blog-entry-3608.html
 
賛成派否定派、どちらの意見もよくわかります。
幸田の家にもペットがいますから、ペット愛護派の意見、気持ちも解ります。一方で災害発生時はそれどころではない、避難民の生活が優先だ、という意見ももっともだと思います。

ただ、皆さん1つ、極めて重要なことを忘れていませんか!?
 
災害が発生し、着の身着のまま避難所に身を寄せます。そこまではよくある話です。
ところがいつまで経っても被災地に戻れず、わずかな時間立ち入ることすらできない。置いてきたペットを取りに行くこともできない。
そんな事態が、過去にどれだけありましたか?
 
そういう事態が発生したことがそもそもの問題なのだ、と皆さん気付いていますか!?
 
普通の地震被害、津波被害なら、近場の頑丈な避難所に避難すればいいのです。そしていつでも被災した自宅付近に戻れるのです。
余震などの二次災害にさえ気をつければ、例えばペットは自宅敷地に繋いでおくことができるし、毎日面倒をみに行くこともできます。どうにでもなるのです。
 
しかしながら今回、全くどうにもならない事態が福島において発生しました。
ペットはおろか、被災者が遠方に避難せざるを得なくなり、また被災地に全く立ち入ることができないという異常な状況。
 
これは災害というより、完全に「事故」ですな。こんな異常な事故が発生したことこそが、本質的な問題なのです。そこが問われるべきです。
東北大震災が単なる地震津波の天災のみであれば、ペットのことはさほど問題にならないはずでした。特殊な事故だからこそ、ペットの問題が生じたわけです。皆さんそこをすっかり忘れいているように感じます。
 
もう少し穿った見方をすれば、政府やマスコミはペットの問題をことさらクローズアップすることにより、特殊な事故であること、極めて異常な事態であること、という本質的問題から目を反らそうとしているのかもしれません。
あるいは問題をペットの話に矮小化しようという魂胆かもしれません。どちらにせよ看過できませんね。

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