原油と米ドルによる経済体制が崩れ、世界が変わる

紙幣。
本来は紙切れです。
 
米ドル紙幣と言えども、やはり紙切れです。日本円同様不換紙幣で、金(きん)との交換を保証されているわけではありません。
それなのになぜ、あれだけばら撒いても紙幣としての価値を維持できているのでしょうか。
どうして文字通り「紙切れ」と化すことがないのでしょうか。
謎ですよね。

いろいろ理由はありますが、最大のからくりは、
「アメリカさんは過去に、その政治力を利用して産油国を口説き、『原油は必ず米ドルを使用して決済しろ』という約束を取り付けている」
という点です。
 
世界中の国々が原油を必要とし、産油国と取引します。
その際必ず米ドルで決済するルールを作ってしまったのです。世界中の国々が一旦必ず、米ドルを入手しなければならない仕組みを構築したわけです。
だから米ドルは紙切れにならないのです。簡単に言えば、
「唯一、原油と決済できる価値がある以上、必ず一定の価値は担保されている」
ということです。
 
うまい仕組みを作ったものですね。
 
長期的に見ると、米ドルはどんどん価値を下げてきています。
最近の原油安は、ある種の思惑を持った連中の「仕掛け」がきっかけではありますが、それだけではなく、連動している米ドルの長期的価値下落の影響も被っています。
 
産油国にとっては、米ドル決済ルールにそれほどメリットはありません。それどころかアメリカさんが勝手に金融緩和などを行い、通貨価値を毀損するので、苦り切っています。
ただただ、アメリカさんの政治力経済力、軍事力によって不承不承従っています。
そこへ今回の原油安。産油国は軒並み苦境に陥っています。
 
で、大国ロシアが動きました。
中国と互いに自国通貨で決済すると宣言。米ドル決済ルール打破の、先鞭をつけました。
そして今、南米ベネズエラが動きました。
 
これは世界が大きく動く、兆しだと幸田は想像します。
 
世界の経済は、いや経済を軸とする世界そのものは、米ドル紙幣という紙切れをベースに構築されていました。
紙切れに価値付けするため、原油と結びつけるという仕組みがありました。この仕組みこそが、世界を支えていたわけです。
それが崩れる兆候が見えているのですから、胸熱です(笑) 私達は今、歴史の転換点にいます。