イスラム国を単なるテロリストと見なすのは「極めて危険なインチキ」

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それからもう1つ。
 
イスラム国は、文字通り「国家」です。
マスコミは我々に対し、必死で「イスラム国=テロリスト」というイメージを刷り込もうとしていますが、これは事実の歪曲です。
 
イスラム国は既に、国家としての定義、要件を満たしています。実際昨年、国際社会に対し建国宣言を行いました。
欧米諸国及び周辺諸国の利害に反するため国際承認を得られていないだけの話であり、実質的に国家として扱わざるを得ません。
 
そんな連中を明確に「敵」と宣告したのですから、先方が怒るのは当然です。その結果人質が殺害されたのですから、今回の事件は完全に日本政府の責任となります。
 
イスラム国をあくまで「テロリスト」と矮小化、定義するのは相当な無理があるし、
「テロリストだから断固戦うべし」
という正当化も無理があります。
今回の人質殺害はまさに、そういった無理を押し通した結果としての、極めて不幸な事件だと言わざるを得ないでしょう。
 
そしてその先に、第三次世界大戦がちらつきます。単なるテロリストとの戦いではないのです。
インチキ臭いプロパガンダにダマされ、なし崩し的に無用の争いに巻き込まれるのは、平和主義国の市民として真っ平ご免です。

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Posted by 幸田 蒼之助