全くもってデタラメな日本の安全保障 - 中編

2015/09/05

前編より続きます。
 
 
日本は戦後、特アC国やK国からとことん舐められていますが、幸田にはその理由が解るような気がします。
 
なぜか。
彼らの視点に立って、例えば日本を軍事攻撃しようと考えた時、日本はあまりにも無防備、弱点だらけだからです。
いや、日本は一切の防衛行動が取れない、全くもって手も足も出ないのではないかとさえ思えてきます。

まず、食料自給。
国家の安全保障における、最も根本的な問題ですが、日本の食料自給率は何と39%という体たらくです。それもカロリーベースでの数字ですので、実態はもっと悲惨です。
 
日本は島国ですから、輸入は全て空路か海路です。ひとたびこの国で戦争でも始まれば、貨物便なんて飛んできません。これは何も戦争でなくても、火山の巨大噴火のような天災であっても同様です。
海路もまた、敵国からシーレーンを抑えられたらアウトです。
 
つまり、仮に日本が他国から攻撃を受け、防衛のため立ち上がったとしても、食料の供給路が途絶えたらそこで終わりなのです。いかに強大な軍事力があろうと、備蓄が尽きたところでゲームオーバーになります。
繰り返しになりますが、食料自給というのは国家安全保障の基礎です。欧米諸国などはそこをよく解っているからこそ、多額の助成金を積んででも自国の農業を保護しています。
 
日本の場合、エネルギー資源もほとんど輸入に頼っています。しかも輸入先が限定されています。
ですから食料同様のリスクを抱えます。国家の生命線なのです。
実際太平洋戦争も、アメリカさんから「原油の輸入路を断つ」と最後通牒を突きつけられたからこそ、受けて立たざるを得ませんでした。
 
それから原発が問題です。
極めて厄介な存在です。全国各地に数十基もあります。ひとたび戦争が始まれば、途端に致命的な「地雷」となります。自らを傷つける地雷です。
大したセキュリティも施されていないようですから、ミサイルの1発も飛んでくれば阿鼻叫喚地獄でしょう。
 
いかに格闘技の達人と言えども、数人の子供を連れ背中に赤ん坊でも背負っていたら、戦闘力ゼロです。弱っちい中学生が棒きれ1本持って向かっていっても勝てます(笑)
日本はまさに、そういう状態だと幸田は思いますが、いかがでしょうか。
 
勿論戦争でなくとも、天災でも同様です。現に4年前、巨大地震と津波で北関東や東北の原発が大変な状態に陥りました。
最近では南九州の複数の火山が不穏な状況にありながら、鹿児島県の川内原発が再稼働しました。九州電力は「心配ない」とうそぶいていますが、学者先生方は大反対です。
 
これらは日米安保体制如何にかかわらず、国家の安全保障の根本的問題だと言えます。
アメリカさんという抑止力が働こうが働くまいが、厳然として存在する地政学的弱点です。
 
ただでさえ安全保障上厳しい環境におかれているのに、なぜ、さらに弱点を増やすようなことをするのでしょうか。
この国の為政者が一体何を考えているのか、理解に苦しみます。
 
 
後編へ続きます。