「グローバル化」という言葉が流行ったのはTPP推進の前振りだった!?

2015/11/12


 
一時期「グローバル化」という言葉がやたらと流行りました。
 
グローバル化とは、例えるなら山を完全に崩し、海も川も湖も全部埋め立てて、見渡す限りまっ平らな土地だけにしてしまうようなものです。
そしてそこで生活する上での諸ルールを、完全に統一してしまいます。
 
景色の良い、湖のほとりに家を建て、好きな読書でもしながらのんびり暮らしたい人もいるでしょう。
空気の良い、山の中腹辺りに家を建て、高原野菜を育てながら健康的な自給自足生活をしたい人もいるでしょう。
或いは全てが揃っていて便利な、人口の密集する都市部で充実した生活をしたい人もいるでしょう。

そういった、人々のあらゆる自由意思をことごとく無視し、山も海も川も湖もないまっ平らな土地に均しく住まわせ、同じルールで生活させよう、というものです。
人それぞれの価値観を無視、排除するわけです。ひいてはそこで生活する人々の経済基盤を奪います。
 
では、そんな行為が一体誰の利益になるのでしょうか。
要するにそこで大規模な商売を展開しよう、という強烈な欲を持った人です。
 
ルールや価値観が統一されると、グローバル企業は商売がしやすくなります。消費者を取り巻く環境が等しければ、自社の格安大量生産品をどこに持って行っても大量に売れるわけですから。
いわゆる特産品のような、地域固有のルールや価値観の元で存在していたものが、ことごとく淘汰されます。格安大量生産品との競争に敗れて消えていきます。
 
簡単に言えば、これこそが経済グローバリズムという理念の本質です。
強欲な商売人たるグローバル企業の利益追求を目的とした、理念なのです。他方、ローカルなルールや価値観が否定され、大多数の人々の権利、利益が奪われます。
 
その本質は、TPPを見れば明らかです。
主権者たる私達一般市民の権利や利益を奪う、とんでもないスキームを構築するための条約だからこそ、交渉内容が一切明かされないのです。明かしたが最後、全ての交渉国の一般市民が猛反発し、交渉が頓挫してしまうからです。
 
幸田に言わせればTPPは、米国にFRBが設立された経緯を髣髴とさせる、醜悪な陰謀です。
やたらと「グローバル化」という言葉が流行り、肯定的な論調がたくさん見られたのは、TPPを推進するための前振りだったのかもしれません。私達は今まさに、歴史的な陰謀の形成に立ち会っているのです。