東京五輪ボランティア「将来有望な若手を8万人もかき集め、都合よく無償で働かせる」

【東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会】
“ボランティア”

約8万人を想定しています。
https://tokyo2020.jp/jp/get-involved/volunteer/

【朝日新聞DIGITAL】 2016/07/04
“東京五輪ボランティア、必要なのは語学と… 素案が判明”

http://www.asahi.com/articles/ASJ745GNCJ74UTQP01D.html

  • コミュニケーション能力がある
  • 外国語が話せる
  • 1日8時間、10日間以上できる
  • 採用面接や3段階の研修を受けられる
  • 20年4月1日時点で18歳以上
  • 競技の知識があるか、観戦経験がある

 組織委が募集する大会ボランティアは8万人を想定しており、観客誘導や警備など、原則的に会場内で活動する。宿泊や交通費は自己負担だがユニホームが支給される。


招致や会場建設に巨額の利権が発生。
メイン会場に至っては、当初のコンセプトを大きく覆した上で、数千億円単位の追加予算が発生。
都民及び国民の税金、即ち「公金」で私腹を肥やす人間が少なからず存在します。
 
で、一方、文字通り「汗かき役」となる現場スタッフは、若い世代を手弁当ボランティアで賄う
毎日8時間、10日以上、制服と弁当だけ与えてこき使う。・・・・
 
もう、「アホですか!?」としか言いようがありませんね。
公金の使い方を、勘違いしていませんか?
 
若い世代の大半は、金など持っていません。
奨学金という名の多額の借金を抱えてなんとか大学を卒業。そこそこ待遇の良いところに就職できたとしても、それらを返済するため貧困生活を余儀なくされます。
そんな状況にありつつ、どうしてもボランティアをやりたければ親のスネをかじる等、決して健全とは言い難い形で参加するしかないんです。
 
本来なら、むしろ彼らにこそ、真っ当な対価を支払うべきなんじゃないですかね。
 
国際的な大会の運営に参加してもらう。素晴らしい、得難い仕事を経験してもらう。
それを目標に、英語力や外人さんとのコミュニケーション能力を磨いてもらう。そういう準備を、開催まで数年がかりでやってもらう。
そのためにも、彼らには充分以上の報酬を保証する
 
むしろそれこそが、貴重な人材育成にも繋がる「真っ当な公金の使い方」ではないでしょうか。
 
会場など、どうせ事後の活用に頭を悩ませるくらいなのですから、ぶっちゃけテント小屋でもいいんです(笑) そこで費用を浮かせてでも、若い世代のスタッフに金を回す。
それこそが「本来の公金の性質」に適っていると思いませんか?
 
穿った見方をすれば、
「英語で外人さんと堂々コミュケーションをとれる、将来有望な若手を8万人もかき集め、都合よく無償で働かせる『奴隷根性』を養成する
という意図があるのかもしれません(^^;
 
そういう立派なスキルは、日本人の場合自然に備わるのではありません。彼らだって多大なコストをかけ、努力して身に付けてきたものである筈です。
それらに敬意を表し、その対価を支払べきでしょう。それでこそ公金が活きるというものです。しかしそういう意思は感じられません。
 
東京五輪ボランティアに、この国の社会の基本構図を見た気がします。
公金の何たるかを知らない人間が、日本を仕切っているのです。豊かで、幸せな国になるはずがないのです。