8時間労働は奴隷の労働時間の「上限」

政治・経済, 歴史ってすっげ~面白い

「ゆるゆる」かつ「労働階級は非課税」

名主(庄屋)や地主、網元(船や農具といった資産持ち)、商家の店主等は実質ほとんど労働していません。家業の管理作業や地域の世話役といった作業程度。悠々自適の生活をおくっていました。
 
税の負担を義務付けられていたのは、実は彼ら有産階級だけです。
「お前達の資産を守ってやる。保障してやる。その代わり税を負担しろ」
というのが課税の根拠でした。課税の根拠と対象が明確でした。
 
なお、
「武家は支配階級で、遊んで暮らしていた」
と習いますが、これはウソです。ちゃんと働いていました
今日の役所職員的な役割を果たしていました。或いは警察や自衛隊に該当する役割を果たしていました。
ただし緊急時以外は、当番制で3日に1回程度の出勤。それも朝早く出勤し昼頃には退庁・・・・と今日の労働事情に比べれば極めてゆるゆる(笑)でした。
 
 
 

学校教育が「現代日本のインチキ」を覆い隠す!!

江戸時代と現代日本を比べると、面白いと思いませんか?
いろいろと興味深い点に気付かされます。
しかし学校の歴史教育が、それを阻んでいるのです。「暗黒の時代」とうそぶき、実情をまともに教えないのです。
だから私達は、現代日本の状況と比較のしようがないのです。
 
その一方で、「勤労の義務」と「納税の義務」を無条件に刷り込みます
だから8時間労働に何の疑問も抱かない。歳をとっても働かされることに、何の疑問も抱かない。ワーキングプア状況にも、そしてワーキングプアなのに課税されることにも疑問を抱かない。・・・・
 
進歩的(?)な国民主権の社会である筈なのに、なぜ奴隷階級並みの労働事情なのか。なぜ無資産の労働者なのに課税されるのか。
現代社会の生活環境が、武家支配の階級社会より厳しいのは何故か。
何が原因なのか。何を改善すべきなのか。
 
今、それをよく考えるべきだと思います。
幸田に言わせれば、今日の日本社会は過去の日本より確実にレベルダウンしています。

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