【東京五輪】スタッフや医師は手弁当、実行委員は高額報酬!?

日本再建委員会

以前、こんな記事を書きました。
 

【幸田蒼之助の休日】 2016/07/06
“東京五輪ボランティア「将来有望な若手を8万人もかき集め、都合よく無償で働かせる」”

 
この話はどうやら事実で、かつ実際にこの通り実行されているようです。
びっくりですね(^^;
 
ボランティアは(8万人が上方修正され)11万人必要らしいですが、案の定、初回の説明会に参加したのはわずか230人だったとか(笑)

【FNN PRIME】 2018/09/01
“東京オリパラ ボランティア説明会開始 11万人以上が必要”

https://www.fnn.jp/posts/00399949CX

 
最近の日本人は、非常におかしいと感じます。即ち「即戦力」に対する意識。
これは何も、オリンピック実行委員だけの話ではないんですけどね。一般企業のトップも同様です。
 
即戦力と呼ばれる人材は、突然ポコっと即戦力を備えてこの世に湧いて出る……わけじゃありません。
将来を見据え、家族や周囲の協力を得つつ自らが頑張り、様々なスキルを身につけ、長年それを磨き上げてきたからこそ、今、「即戦力」たりえるのです。
長い間の先行投資の末、人材と成ったわけです。それが即戦力です。
 
つまり、今こそ充分な対価を支払うべき存在なのです。彼らは今こそ、充分な報酬を得て長年の頑張りが報われるべき存在なのです。
そんな人材を、手弁当ボランティアで集めるというのです。
ぶざけるな、と言いたい。――
 
驚いたことに、医師まで無償ボランティアでかき集めるつもりなのだとか。
呆れますね。
 
その一方で、実行委員達の報酬が高すぎると話題になっています。
 

【livedoor NEWS】 2018/08/11
“東京オリンピック組織委員会の役員報酬は年間2400万円、ボランティアに自己負担を強いる一方で宿泊・交通費なども全額支給”

http://news.livedoor.com/article/detail/15188432/

 
いやもう、全員ハラを切れ!!、と言いたい(怒)
 
日本国民の税金、東京都民の税金で開催されるんです。ということは日本国民、東京都民の利益に適うよう、企画運営が為されるべきなのです。
しかし現実は、招致活動開始時点から、一部の人々が食いモノにしていますよね。そして本来受益者となるべき人々が、手弁当で招集される。
 
私達は、改めて問うべきだと思いますよ。
「誰のためのオリンピック開催か」
と。
「誰が開催費用を負担しているのか」
と。……
これは重大な社会問題です。
 
つくづく思います。現代の日本は腐りきっている、と。――
 
戦後の歴史教育は大きく歪められていますから、解りにくくなっていますが、古来の日本人為政者やリーダーは、こうではなかった。
皆、もっと高いモラルを有していました。現代日本のそれとは大違いです。
 
度々申し上げていますが、幸田は、
「現代日本は崖っぷち……どころか、既に崖から転落している」
と認識しています。東京オリンピックの件が、まさにそれを裏付けています。
 
日本を支えるのは、人材なのです。
人材の育成、発掘、厚遇。……
大至急、そこを見直さないと、日本は遠からず地の底に落ちます。
 
逆に、モラルの低い既得権益者が日本を滅ぼすのです。私達一般市民は、そこをもっと問題視すべきでしょう。

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