面白い商品や奇抜なサービスは要らない

2013/01/29幸田流!! 「らでぃかる起業論」

某社のハンバーガー、画期的と言えるほど美味しいですか? そこまでのものではないですよね。ちょっと大きな都市部であれば、某社商品より美味しいハンバーガーは幾らでも見つかります。
では、極端に品質の高いハンバーガーですか? そりゃまあそれなりに高い品質で、かつ安定していますが、決してずば抜けて高品質とは言えませんよね。
 
それでは値段が一番安いですか? そんなことはないですよね。スーパーのパン売り場に並んでいるハンバーガーの方が、明らかに安いです(笑)
ということは、店舗が素晴らしいのでしょうか? それもおかしいですよね。それなりに清潔で、それなりにくつろげて、居心地はそこそこですが、もっと良い店舗は幾らでもあります。
 
どうでしょうか。
なに一つ、と言ってよいくらい、セールスポイントNo.1が見当たらないんですよね。驚くほどどれもこれも「そこそこ」でしかないのです。
でも、ビジネスとして長年大繁盛しています。堂々たる世界的企業として名を馳せています。特別な許認可権限を武器にして儲けてるわけでもないですよね(笑)
 
 

ビジネスプランを立ててみよう

結論。フツーの商品やサービスでいいのです。
「面白い商品は見当たらない。奇抜なサービスは思いつかない。だからオレにはビジネスなんてムリだ」
などと見当違いの思考から、起業を諦めることはありません
 
どこにでもあるありきたりの商品を扱えばいいんです。ありきたりのサービスでいいんです。
日頃アナタが会社でやっている仕事で起業してもいいんです。
 
それよりも、ビジネスプランを立てる時は、トータルバランスを意識しましょう。
No.1 や Only1 の商品、サービスでなくてもいいです。多くの人が満足できるレベルであれば、充分です。
極端に高い品質の商品、サービスでなくてもいいです。多くの人が納得できるレベルであれば、充分です。
価格が最安値でなくてもいいです。多くの人が「商品やサービスの価値に見合っている」と認識するレベルであれば、充分です。
 
そして、コストや提供速度を向上させ、事業の継続性を維持するなど、様々な要素をバランスよく整えていきます
次回以降、さらに掘り下げてビジネスを考えていきましょう。
 
 
 
・・・・と真面目なツラして文章を書いている幸田は、妙ちきりんな商品ばかり次々と開発するK林製薬が大好きだったりするわけですが(笑)

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