「事業の成長イメージ」とは

2013/01/29幸田流!! 「らでぃかる起業論」

例えば「たこ焼き屋さんをオープンする」という事業イメージを描いてみましょう。
 
まず普通の「たこ焼き(12コ入り)」の製造販売を始めます。商品はその1品だけです。
徹底的に腕を磨き、達人になります。さらにはスタッフにもノウハウを伝授し、2人でスムーズに「たこ焼き(12コ入り)」を提供できるようになります。
「たこ焼き(12コ入り)」を提供することに関しては、「このお店なら間違いない」という信用、信頼を獲得します。
これが最初のステップです。
 
 

商品のバリエーションを増やすイメージ

さて、ここで商品を増やします。
しかし次に提供する商品は、「お好み焼き」ではないんですね。
「コーンたこ焼き」だったりします。上にコーンをかけただけ(笑)
つまり作って提供するというプロセス、フローは、「たこ焼き(12コ入り)」とほぼ同一です。
新商品もこれまで同様、2人でスムーズに提供できます。スタッフを増やす必要もなければ、新たなスキルを磨く必要も、新たな設備投資を行う必要もありません。だから追加事業として成り立ちます。
 
商品3つ目。次は「ネギたこ」です。上に刻んだネギをかけただけ(^^;
そして商品4つ目。もうお分かりですね。4つ目は「エビたこ」。上に桜エビをかけただけ。もはやエビなんだかタコなんだか・・・・(笑)
これが、バリエーションで事業の間口を拡げる、ということです。
 
この後のバリエーションは、何でしょうか。
大きいパックと小さいパックを仕入れてきて、「たこ焼き(18コ入りファミリーパック)」と「たこ焼き(6コ入りダイエットOLさん向け)」の販売ですね。提供に至るプロセスやフローは全くと言ってよい程変えず、あっという間にバリエーションが増えました。
 
 

築いたノウハウを活かす商品開発

「大した差はないじゃないか」
と思われるかもしれませんが、顧客ニーズは様々です。付加価値、価格、数量を変えただけでも、これまでカバーしきれなかったニーズに対応できるものです。
 
では、次なる商品は何でしょうか。
次は「マヨネーズ入りたこ焼き」です(笑) たこ焼き製造プロセスに、「マヨネーズを混ぜる」という工程が1つ増えるだけ。
そしてハイライトが、「揚げたこ」でしょうか(笑) 「マヨネーズを混ぜる」よりちょっと難易度の高い、「たこ焼きを油で揚げる」という工程が増えます。
「何度の油で何分くらい揚げるとよい」というテクを身につける、新たな挑戦にリソースを費やします。
 
ただし最小限のリソースで済むはずです。
いきなり「お好み焼き」という新たな商品の開発にリソースを投入するよりも、ずっとリスクが少なく、賢い選択だと思います。
アナタのたこ焼き屋さん事業が、こうしてきちんとステップを踏んでここまで至った時には、事業の成功を確信できることでしょう。
 
 
 
・・・・急に、たこ焼きが食べたくなってきました(笑)

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