またもや「国益」はいずこへ!? - 日韓通貨スワップ協定

2013/01/23政治・経済

[日銀と韓国中銀、日韓通貨スワップを300億ドルに増額]
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK064066820111019
ロイター 2011/10/19 12:03

[東京 19日 ロイター] 日本銀行と韓国銀行(中央銀行)は、両行が結んでいる円と韓国ウォンKRW=を相互に融通し合う通貨交換(スワップ)協定の限度額を現在の30億ドルから300億ドルに増額する。増額は2012年10月末までの時限措置。
 
 世界金融市場の不確実性による影響の緩和を目指す。日銀では、韓国の国際収支に問題はないが、世界の金融市場では緊張が高まっており、不確実性の高まりに万全を期す、と説明している。
 
 韓国ウォンは9月中旬以降、世界的な新興国通貨の下落の流れのなかで急落、10月4日には1ドル1208ウォンと15カ月ぶりの安値を付けた。

この記事は、事実を少々歪曲しています。
要するに韓国は外貨準備が不十分で、決済に支障をきたしているのです。

しかしながら韓国ウォンが極端に安くなっており、ドル調達が難しく、苦境に陥っているんです。世界金融市場の不確実性云々ではなく、韓国経済自体が現在非常に厳しい状況にあるのです。
 
そんな時、日本がなぜこのような協定を結ぶ必要があるのか、非常に疑問です。
それも増額は、日本の野田総理側から持ちかけたのだとか。疑問というより、不可解です。
 
確かに通貨スワップは、現在のむごい円高状況に対し、多少は有効に働くとは思いますよ。
しかし2年先3年先を見通すと、大きな損失となることは火を見るより明らかです。
いくら経済オンチの(昨年の今頃も失言で金融混乱を招いた)野田総理でも、そのくらい百も承知のはずです。
 
どうせまた、裏で米国から圧力がかかっているのかな、と。
 
・・・・と思っていたら、

  • 米国は、韓国の通貨危機を救済するというエサを与えた
  • だから韓国は、相当に不平等な米韓FTAの締結を呑んだ。
  • しかし救済は米国が直接行うのではなく、裏で日本をつついて日本にやらせた

という構図になっているのではいか、と囁かれています。
なるほど。
これならスッキリ説明がつきますね。

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Posted by 幸田 蒼之助