ブロムシュテット+チェコ・フィル その2

2013/01/23音楽における大艦巨砲主義♪

ドヴォルザーク 交響曲第8番「イギリス」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮+シュターツカペレ・ドレスデン


 
東京音楽旅行3日目。上野の東京文化会館で、ブロムシュテット+チェコ・フィルのドヴォルザークです。
 
チケットは、発売初日に買いましたが、残念ながら良い席が取れませんでした。
狙っていた辺りは、どうやら招待者用に確保していたようです。しかもどういうわけか誰も来なかったようで、ごっそり広いエリアが空席になっていました。何となく悔しいですな。
 
曲は、ドヴォルザークの8番と9番です。
8番は過去に、シュターツカペレ・ドレスデンとの録音があります。一分の隙もない、名演です。
録音と比べると、随分速いテンポで演奏が始まりました。細部が多少、ぎくしゃくしています。マエストロの意図が隅々まで、オケに伝わっていない感じです。
でも、充分に満足できる、素晴らしい演奏だったと思います。
 
続く9番も、極めて早いテンポでした。
マエストロの9番新世界は初めて聴きますが、実にオーソドックスな解釈です。細部に色々と工夫が感じられますが、8番同様これがうまくオケに伝わっていない感じで、ちょっと残念です。
ただチェコ・フィルにとってもドヴォルザークは十八番であり、きっちり名演に仕上げてフィニッシュしました。お見事でした。
 
2階左横の席にいたので、マエストロの指揮ぶりがよく見えました。
ホント若いですな。81歳とは到底思えません。いまだに、ポンと左足を振り子のように弾いて、その勢いで右手を跳ね上げ強力なアクセントをオケに要求します。昔と全く同じ姿です。ファンとしてはうれしい限りです。
 
あ、昨晩のシェフ、インバルを見かけました。1階席中央付近の、一番良い位置で聴いていました。

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