原発問題の行く末を占う - その1

2013/01/23原発・放射能問題

トラブルは現実に発生し得るし、発生した途端行き止まりにぶつかる、ということは今、正に福島において証明しつつあります。
行き止まりがあるということは、進んではダメなんです。この1点だけで、原発推進は誤りであることが明白です。
その辺りの論理は、専門家の先生方の方が却って見えにくいのでしょうか。
 
また、仮にトラブルが一切発生しなかったとしても、使用済燃料の安全管理を数万年という途方もない期間にわたり、責任をもって行わないといけないのです。
そんな途方もない話、可能だと思いますか?
 
そうそう。コストの面でも、原発には何のメリットもないことが今回露見しました。
国からの補助金があるから、単に原発コストだけを見れば安価に見えるらしいんですよね。
実際には火力発電のコストと同レベル。自治体への手当てや政治的なバラマキなど、膨大な原発関連コストを加算すると、全然安くないんですよ。
メンテや廃炉にも莫大なコストがかかるんです。前述の、使用済燃料の長期管理にも。・・・・
 
高コストの何よりの証拠に、日本の電気料金は先進国の中で一番高いです。
 
つまり、

  • 原発構想そのものが破綻
  • 大変危険なのにリスクマネジメントはデタラメ
  • いざトラブったら全くもってお手上げ
  • 使用済燃料を数万年も責任持って管理できるはずがない
  • コスト面でもメリットなし

 
ということです。
それでも原発を推進する必然性があるのでしょうか。正当性があるのでしょうか。
 
 
その2、に続きます。

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