EU情勢の緊迫。いや日本も他人事ではない!!

2013/01/23政治・経済

つまり市場関係者の期待は、目的と手段を履き違えているわけですね。それどころか所詮、「持っている所が出してくれよ」という無責任な期待に過ぎないんです。
 
ここから、いろいろなことが解ります。
 
まず、問題というのは根本的本質的なレベルで解決しない限り、状況は悪化し続けるということ。
この場合つまり、EU重債務国の財務体質改善です。
で、悪化し続けるのがハッキリしている以上、IMF(を経由してEUを支援する諸外国)にしろECBにしろ、さらなる資金の拠出はあり得ない、ということ。
 
小手先のテクニカルな施策で、現状を切り抜けるという発想は、もはや無理ということです。
 
EUの情勢から翻って日本を見ると、実はもっともっと悪いんですよね。
国力があるため長々と小手先の施策でしのいできましたが、デッドラインは目前です。
何ら手立てを講じられないまま、近い将来のある日突然、崖を転がり落ち始めるだろう、と想像します。
 
それが数ヶ月先に迫っている、という声も、ちらほら耳にするようになりました。
心構えと備えが必要だ、と感じます。

PVアクセスランキング にほんブログ村

政治・経済

Posted by 幸田 蒼之助