全てがまさに仰る通りです 「この国を出よ」 大前研一/柳井正著

2013/01/23

この国を出よ
大前研一/柳井正著

 

 
大前氏とユニクロ柳井氏の主張には、ほぼ全くと言っていいほど異論がありませんでした。
突っ込みどころもありませんでした。
私にとって、こんなことは多分初めてです(^^;

この国の政治や行政に対する指摘。
日本企業、及び経営者に対する指摘。
個人に対する指摘。
 
1つ1つ、「その通りだ」と膝を打つ有様でした。
 
あははは。こんな読後感じゃ、ダメですね(^^;
ただ、あまりにも共感し過ぎて、幾つかポイントを拾い上げて論じる、ってのが難しいです。全部取り上げて書きたい(笑)
 
そうそう、両氏の指摘が、今回の東北大震災及び原発問題によって、一気に拍車がかかるだろう、と私は予測します。
 
即ち、企業は大手から順に、海外移転に拍車がかかります。それと共に海外に出ようという覇気を持たない個人が、国内に取り残されます。
政治も行政も制度疲労の極み。財政的窮地から、この国は完全に行き詰まります。
両氏の主張を読みつつ、そういう思いをますます強めました。
 
あ、それともう1つ。
柳井氏は20代~40代のベンチャー企業社長達に対し、
「企業のビジョンや信念が伝わってこなくて・・・・(中略)・・・・彼らの中には、ビジネスをマネーゲームだと捉えている人が少なくないように感じるのです」
と述べています。
つまり、短期間で数十億の企業に育てあげ、そこからもっと大きくしようという覇気が感じられない、と。
 
これに対し、先日読んだ堀江貴文氏の本。
 

 
仕事なんて、第一次産業など、一部の「人の生存に関わるもの」以外は、
「一種のエンターテインメントに過ぎない」
とバッサリ切り捨てているんですよね。
 
根本にある、「仕事」に対する捉え方が全く違うらしいのです。
柳井氏は、「仕事」とはとことん極めるべきもの、と捉えているんでしょうね。
対する堀江氏は、「仕事」を達観しているようです。冷めた目で捉えています。これは我々世代に共通の傾向かもしれません。
 
その辺、両者の違いがハッキリ見えて、面白いと感じました。