素直に喜べるものではない「東京オリンピック開催決定」

政治・経済, 原発・放射能問題

いろいろなサイトの記事を読んでいると、東京オリンピック開催決定で、
「(在日に支配されている)フジテレビが決定の瞬間、お通夜状態」
だとか、
「土田晃之がその瞬間全然喜んでない。アイツは在日だろう」
などといったものを見かけました(^^;
 
そりゃ開催決定が嬉しいのはわかりますが、実はそんなにいいモンじゃないですよ。
在日やK国人じゃなくとも、或いはフジテレビじゃなくとも(笑)、素直に喜べたものではありません。
幸田は清和源氏の末裔、堂々たる生粋の日本人ですが、あっちの国の人達とは異なる理由で大きな懸念を抱いています。

どういうことかと言いますと、オリンピック開催というのは経済的に見ると損失が発生するのです。おそらく多くの方が勘違いされていると思いますが、数十兆円規模の大赤字なのです。
 
誘致活動に多額の出費を行いやっと開催決定したものの、これから会場建設やインフラ整備にとてつもない出費を余儀なくされます。
幾ら大手日本企業がスポンサーになろうと、海外からの観光客が多少増えようと、全く足りません。足りない分は全部、借金という名の「将来へのツケ」です。
 
「将来世代への負担は、もうこれ以上増やさないようにしよう」
と日頃言いながら、オリンピック開催というネタでタガを緩め、ドカンと一気に借金を増やすわけです。将来世代への負担を積み増すわけです。
 
そのくせ潤うのは政治家と土建屋と、その他一部の業界のみ。地域的に見ても東京周辺ばかりで、経済的な波及効果は限られます。日本全体にまんべんなくほぼ均等に波及するものではありません。つまり私達一般市民の財布にはほとんど還元されません。
 
という具合に経済問題としてとらえると、決して手放しで喜べるものではないと解ります。
いえそれだけではありません。もう1つ大きな懸念事項があります。原発事故・放射能汚染問題です。
 
今回の開催決定にあたり、安倍首相および誘致活動関係者が盛大にウソをつきまくっています。
曰く、
「福島の年間被曝量は1mSvの100分の1」
だとか、
「水や食糧については国際規制値より厳しい」
だとか、
「汚染水漏れの問題はちゃんとコントロールできている。汚染の範囲は狭いエリアに限定される」
だとか。
 
そういえば先ほど、
「一国の首相が、顔色一つ変えずウソをつく瞬間を見た。ゾっとした」
などという書き込みを見かけましたっけ(^^;(^^;
 
このウソを今後、どうやってつき通すかが気になるわけですよ。
ムリをして何かを得た以上、さらにムリを重ねなければそれをキープすることはできないでしょう。ムリとはつまり、被害者を犠牲にして臭いモノにフタをしまくった上、情報規制だとか統制を行うといった、私達一般市民の利益を大きく損ねるようなアクションのことです。
これは何も、幸田の妄想ではありません。過去、広島長崎において実際に行われてきたことですから。
 
結論。
オリンピックは何も、無理して東京開催を望まなくても良かったのです。
 
そもそもみなさん、2020年夏の平日は、仕事でしょ!?(笑)
東京で開催といっても、毎日会場で直接観戦できるわけじゃないですよね。
職場にいてテレビすら視られない。家に帰ってから録画を視るのが関の山。それが私達庶民の現実ですよね。
 
海外で開催してもらって、私達一般市民はテレビで観戦する。頑張っている日本人選手達を、テレビの前で応援する。
お金に余裕がある人は、観光がてら現地へ出向く。
 
それが一番利口だったはずなのです。日本の現状を考えれば。・・・・
あっちの国も人々を貶している場合ではありません。日本人はもっと利口になるべきだとつくづく感じます。

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