改めて魏志倭人伝を読み解く ー 有象無象の珍説奇説を木っ端微塵に蹴散らす

第一章、謎解きを始める前に

1-3, 漢字の読みが判らない

 漢字とは、古代の大陸にて考案された、と言われています。
 その原型は黄河文明の頃から存在(学校では甲骨文字について教わりました)し、紀元前2,500年頃の蒼頡そうけつという人物が、改めて漢字として創り上げたそうです。
 それを秦の始皇帝が、国家の公用文字として採用します。それが即ち「漢字」の由来だと言われています。
 
 ところが不思議な事に、その漢字発明者「蒼頡」の石碑(蒼頡廟碑。陜西省白水県蒼頡廟)に刻まれた文字が、実は漢字ではありません。不思議なことに、誰も読めないのだとか。
 また、漢の時代に入ると漢字辞書が編纂されますが、その時点で早くも、それぞれの文字の由来が判らなくなっているのです。これはどういう事でしょうか。