「やりすぎ都市伝説SP」で紹介されなかった「日本のピラミッド」

2019/02/16インチキ縄文歴史観を粉砕する

丁度テレビで「やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP」をやっていました。
なんとなく視ていると、幸田の実家近辺をあばれる君が紹介していました。
 
高千穂峰。天孫降臨の地として有名です。
霧島連峰の1つです。この霧島では、東日本大震災直前にも新燃岳が噴火し大変な降灰被害が発生しましたが、過去に何度も大噴火を起こしています。破局噴火すら起きています。
 
で、霧島連峰の近辺に神社を北斗七星「ひしゃく」の形に配置し、その噴火を鎮めようとしたのだそうです。これが番組の情報です。

テレビロケではそのうちの1つ、東霧島(つまきりしま)神社を取り上げていました。
が、ここで幸田は、それとは別の神社を紹介したいと思います。即ち都城市の母智丘(もちお)神社です。ひしゃくの支点部分に位置します。
 
この母智丘神社は、小高い丘の頂上にあります。
不思議なことに、拝殿の背後には巨大な岩がたくさんあり、半円状に配置されているのです。100トンクラスの石も、複数混じっています。
 




 
周辺から縄文土器が出土しており、縄文時代もしくはそれ以前から「信仰の対象」となっていたのだろう、と言われています。
 
不思議なのは、
「巨石をどうやって、山頂に運び上げたのだろうか」
という点です。
山や丘の中腹以下に、巨石があるなら何の違和感もありません。上からの重みで圧力がかかり、岩石が形成されたと想像します。
 
しかし頂上であれば話は別です。どこか近辺の火山が噴火した際にたまたま飛んできたか、そうでなければ下から人力で運び上げたかのどちらかです。
母智丘の巨石の場合、近辺の火山と言えばそれこそ霧島連峰です。しかし距離が離れ過ぎており、巨石が何十個も偶然母智丘の頂上に落下した、とは考え辛いのです。
 
では、古代人が山頂まで、人力で巨石を運び上げたのでしょうか。
おそらくそうだろうと思われます。しかしどうやって運び上げたのかは、全く不明です。
 
ちなみに、日本にもピラミッドが存在すると言われています。
日本のピラミッドは、エジプトや南米のそれとは異なります。山頂付近に巨石を運び上げ、加工し、磐座(いわくら)と呼ばれる用途不明の構造物を設置しているのが特徴です。
母智丘も正に日本のピラミッドの1つで、神社裏の列石は磐座なのだろうと幸田は考えます。
 
なお、母智丘周辺の山々の山頂にも、巨石がごろごろしていたそうです。それらも磐座なのかもしれません。
神社の方の話によると、それらは既に残っていないそうです。残念です。