実は音楽の基礎がよく解っていない(滝汗) - その2
その1より続きます。
音名とは何か。階名とは何か。・・・・
ドレミファソラシドとは何ぞや? ピアノとトロンボーンで「ド」の音が異なるのは、なぜか?
なるほど。今更ながらググって、謎が解けました(感涙)
音名とは、絶対的な音階だそうです。これに対して階名(或いは和名)とは、
「楽器毎に異なる、相対的な音階の呼び名」
なんだとか。
おいおいおい。ちょっと待て(笑)
なぜ両者をきっちり区別して指導しないのか?
新たな疑問が湧いてくるわけです。
「なぜ、音名と階名を混同させるのか。どうして先に、両者をきっちり区分、意識した教え方をしないのか」
と。・・・・
日本の音楽教育の基礎は、大抵ピアノにて行われます。
幸田の場合、バカお袋からムチャクチャな初級指導をなされた挙句、途中で止めてしまいました。だから理解不十分なのだろう、と思っていました。
しかしあちこちのサイトを眺めると、概ね以下の動画のような指導がなされているようです。
ほ~ら、やっぱりそうだ・・・・(苦笑)
「これがドレミファソラシドです」
「和名で言うと、ハニホヘトイロハです」
「ドレミファソラシドはイタリア語らしいのですが、これを英語に直すとCDEFGABCです」
と教えていますよ。
なぜか、絶対的な音名(CDEFGABC)と、相対的な階名や和名の区別をしていません。
頭の良い子ほど混乱するのではないか
「絶対」と「相対」を混同させると、どんな問題が生じるのか。・・・・
前掲の動画の、5:30以降をご視聴下さい。
「何が言いたいのかといいますと、ドの音以外からもドレミファソラシドを始められるよ、ということです」
だそうです。
どゆこと!?(滝汗)
意味がすんなり理解できますか!?
これって、基礎理論を解っている方なら、言わんとすることは理解できるでしょう。
しかし初心者・・・・特に幼稚園生や小学校低学年位だと、間違いなく混乱しますよね。
「そこ、ドじゃないじゃん。ソって言ってたじゃん。ソラシドレミファ#ソ~じゃないの!? なんでそれがドレミファソラシド~なの?」
と、頭を抱え込むわけですよ。
これって、頭の良い子ほど混乱するんじゃないでしょうかね。・・・・
日本の音楽教育に対する「疑問」
また、まさに動画のような指導を受けた子供が、次に別の楽器を練習し始めた時、新たな混乱が生じます。
「ピアノのドと、オレの楽器のドは、音が違うじゃん。なんで?」
となるわけです。
「ドレミファソラシドはCDEFGABCって習ったのに、なんで楽器によってはドレミファ~がB♭から始まるの?」
となるわけです。
「オレの楽器のドレミファ~は、Fからやぞ」
なんて言い出す人も現れるわけです(笑)
そう混乱した場面で、即座に、
「それはね、実はこういうことなんだよ・・・・」
と、音名と階名の違い(絶対と相対の違い)について解説して貰えるチャンスがあれば、幸いです。しかし皆そうだとは限りません。
全員「ラ」の音を鳴らせ~
ちなみに幸田が、今このように音楽の話題をブログで取り上げた理由は、先日ちょろっと「のだめカンタービレ」を読んじゃったせいです(笑)
作中に、千秋真一によるオケのリハシーンが幾つか出てきますが、メンバーにドレミファソラシドで指示を飛ばしています(^^;
有り得ません。
なぜなら既に述べたように、ドレミファソラシド(階名)は相対的な音階ですから。
つまり、例えば、
「全員、ラの音を鳴らせ~」
と指揮者が指示しタクトを振り下ろすと、各パートからてんでバラバラの音が出てきます(笑)
正しくは、
「全員、Aの音を鳴らせ~」
と、絶対的な音階、即ち音名で指示を出す必要があります。
その3に続きます。
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