先陣を切ってゴールに飛び込む方法
ですから私達は当然、公共の福祉に反しない限りそれらの権利を行使しつつ、自らの幸せや富を求めて生きることができます。
この時、前述のようなトラックやルールが必要なのでしょうか。
ルールに従ってトラックを走ることが、幸や富を獲得出来る生き方なのでしょうか。
答えはおそらく「No!」です。
誰がローカルルールを定め、トラックとゴールを設定したのか、という問いに対する回答は、最近出版された「戦後史の正体」(孫崎享著)に書かれています。
多くは米国、GHQのようです。あるいは米国の息のかかった日本人です。
そして、ローカルルールを定め、トラックとゴールを設定した意図は、最初は「日本を徹底的に叩き落すため」でした。冷戦時代に入ってからは、「従属させ搾取するため」のようです
しかもいわゆる出来レースだと言えます。このルールやトラックは、ある種の人々だけに有利なように設計されています。ハナっから公平ではありません。
教育システムしかり。雇用システムしかり。税制しかり。そしてビジネスしかり、です。
それでも誰かの定めたルールやトラックに従って走る!?
要するに、彼らの定めたルール通り既成のトラックを走ってゴールをめざすことは、どう考えても私達一般市民の利害に反します。
私達は子供の時から、何の疑いもなく誰かに言われるままルールに従い、目の前にあるトラックを一生懸命走り、彼方に見えるゴールを目指しています。しかしそれで幸せになれるはずがないのです。
既に述べたように、本来私達は幸や富を追求し生きることを、憲法で保証されています。
ですから誰かが定めたルールやトラックに従うことなく、ゴール目指して大威張りでフィールドを横切り、最短距離で突っ走ることを許されているのです。
これは笑い話でも何でもありません。敢えて繰り返しますが、誰かの定めたルールやトラックに従う必要が、どこにあるのでしょうか。
法律に反したり、他人の迷惑にならない限り、好きなように走って下さい。
いやそれどこか、ゴール自体を自ら好きなように決めればいいのです。ましてや一番早くそこへ辿り着く必要など、どこにもないはずです。
そもそも競争に打ち克った者だけが生き残れるなんて、誰が決めたのでしょうか。競争原理というのは一見正しそうですが、反面、確かに正しいと証明する手段もありません。
ディスカッション
コメント一覧
競争原理、競争に勝った者が生き残る権利がある。
「普通」だと思っていたことが、実は、誰かが(自分たちの有利なように)
定めたルールだったのかも?
「ルール」や「ゴール」、「競技内容」も、自分で決めていい、と
云うワケですね??
ところで。
「戦後史の正体」、孫崎氏。
いろいろな所で、その著書や著者の名前を聞きます。
ということは、何か普遍的な内容が記された「良書」なのでしょうか?
「戦後史の正体」(孫崎 享)、今日 本屋さんで注文してきました。
そして代わりに、書店で目にした「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」(矢部宏治)という本を購入しました。矢部氏は「戦後史の・・・」シリーズ(戦後再発見双書)の責任編集者、とのこと。
この本は、ご存知でしょうか?
まだ、初めの方だけしか読んでおりませんが。
「安保法体系」(日米安保、及びそれに関する諸々の法)は、日本国内の法律、憲法さえよりも(!)優先されるのです。結果 アメリカ軍は我が国政府に憚ることなく 日本の領空内、領土内で行動できる、とのこと(住宅地での低空飛行も許され、米軍ヘリが墜落した時は米軍によって現場から日本人が締め出される。日本の司法は証拠物のヘリ残骸を調査することはできないetc)。
今まで読んだ箇所を自分なりに要約しました。幕末の不平等条約、を連想しました。
まるで、日本はアメリカ政府の「僕」、「奴隷」、「飼い犬」ではありませんか?!
日本はアメリカの属国、属領の如きものではありませんか?!
幸田様がおっしゃることが、よく分かった気がします。
我が国は敗戦後(「終戦」というのはオカシイと思います)、「破壊」が進んできた。
我が国の富や幸福が減少してきた。
「集団〝自〟衛権」を容認した安倍総理たち。
我が国、幸田様や私が暮らすこの日本、は、アメリカ政府にこれ以上何を譲歩、
協力(従属?)しなければならない理由があるのでしょうか?
後世、彼は「売国奴」の誹りを受けかねません。
長々と申し訳ありません。
不適切な表現などがありましたら、この投稿は削除して下さって結構です。
古川さん、コメントどうもありがとうございます。
「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」、面白そうですね。是非読んでみます。
ちょろっと市立図書館で検索してみたら、予約が27件・・・・(^^;
自分で買わないとダメですな(笑)
「戦後史の正体」も、「日本はなぜ~」と方向性は似ているのではないでしょうか。
学者や政治家が、いかにしてGHQの軍門に下っていったのか、いかにして日本が破壊されていったのかがわかります。
早速、図書館で検索されたのですね!
その手早さが、幸田様の読書量、ひいては視点を生むのですね
「日本はなぜ、『基地』と『原発』を・・・」、ほんとう、ショッキングな内容です。
かの国は、我が国を本当はどんな風にみているのか?
多分、「戦後史の正体」もスタンスは近いような気がしますーただいま書店からの
入荷連絡待ちです。
ずっと前に入荷した「戦後史の正体」、やっと読みました。
あの敗戦の後、日本は警戒すべき、力を奪うべき「敵」だった、のですね。もともとは。
日本の力を削ぎ、アメリカの軍門に下り続けるために。如何にかの国が我が国に介入してきたか。
良い本を紹介して下さり、ありがとうございます。
敗戦のダメージがまだ大きい時期。国力がまだ小さかった時期。
(つまりは、今日と比べてまだまだ弱かった時期)
そんな時期でも、対米追従から脱しようとしていた人々がいたこと。
(そして、いかに用意周到に彼らが力を削がれてきたこと)。
今日、我が国がとっている道とは全く別の道も、可能ではないか。
そう思えました。
古川さん、いつもコメントどうもありがとうございます。
「戦後史の正体」、日本人の必読書ですよね!?
学校が、
「入試にはでないから・・・・」
などと誤魔化して授業を放棄した、まさにその部分の歴史を語ってくれています。
戦後日本の構図を明らかにしてくれている、と感じます。
古川さんも仰るように、幸田も重光葵の下りを読んでいて本当に涙が出そうでした。ラストサムライだな、と。
来月の町内の運動会では。
「よーい どん!」の合図では走りません。他の走者がゴールしてから、走ります。
トラックを何周も何周も、ゆっくりと。
そして、その後大声で言います。
「君たち。そんなに、短時間でゴールすることが大事なのか?!
運動会の意義は、参加すること。そして。徒競走とは、何のためにやるのか?
走る力を鍛錬するのも、その意義の一つではないのでしょうか?
ゴールすると、あっという間に走るのを止めたみんな。ゆっくりだがずっと走ってた
わたし。鍛錬を積んだと言えるのは、僕じゃないのか?
そう。このレースのホントの勝者は、僕だああ~~!!!」
まあ。
しょうもない、ジョークとしてお聞きください(笑)
古川さん、
私ならゴールと全然違う方向に走り、きれいなおねーさんを抱きかかえて大威張りで立ち去ります(爆)
そういうのも、あったのですね!
勝利も成功も、価値判断は 自分で決めればいい、ということですね!
自分一人が納得できればいい、てことですね。
仰る通り。
重光葵は、「サムライ」と称えられるに相応しい、です。
そして、「ラスト」の「サムライ」であったのかも?
(提唱者がすぐに思い出せなくてすみません)「全方位外交」などは、
ほんとうに日本を活かせる考え方、だったのでは?
自主路線 を無力化していくことで、対米追従から抜け出すことなど叶いっこない、
と思わせてきたのでしょうか?!
日本周辺や世界にはいろんな国があり、国連もある。
ほんとうに、アメリカ一辺倒でいいのかな?
古川さん、コメントありがとうございます。
ネットでBBS等をざっと眺めると、アメリカの力が砂上の楼閣、崩壊のおそれがあることに気付いていない方が多い、と感じます。
なるほど、アメリカ一辺倒の外交戦略、政治戦略に異を唱えない方が多いのは、そういうことなんだなと痛感したところです。
アメリカ一辺倒も問題ですが、やはり自主性がないという点が、おそらく一番マズいでしょうね。
いえいえ、こちらこそ♪
砂上の楼閣?!
あの超大国、幾多の多国籍企業を抱えるあの国が?
一昔前に比べたら、相対的にアメリカの力は弱まったかもしれませんが、砂上の楼閣、
とまで弱体化しているのですか?!
僕は、それでもあと数十年はアメリカは大国であり続けられる、と思っていますが、
その認識は甘いでしょうか?
古川さん、コメントありがとうございます。
米国覇権が砂上の楼閣、崩壊寸前という認識。
社会問題に強いご関心をお持ちだと思われる古川さんでも、そういうご認識がないということは、日本人の大多数がそうだと思ってよさそうですね。
ちょっとびっくりでした。これ、今後ブログのネタとして取り上げたいと思います。
簡単に説明させて頂きますと、まず1点目。米国の天然資源って日本人が想像する程豊富でもない、ということです。
2点目。世界有数の企業が多々有りますが、その利益の大半が米国に還流していません。一般市民の猛烈な貧困化が進み、国内の経済力が相当に失われています。
3点目。産業空洞化が進み、米国にはもはや農業と金融くらいしか残っていません。
4点目。その農業ですが、効率を重視するあまり水資源を浪費し、効き的な状況に陥っています。
5点目。残る頼みの綱の金融も、様々なインチキによって膨大な規模に膨れ上がっており、崩壊の危機に瀕しています。ひとたび崩壊すれば、米国はおろか世界が一瞬にして破綻すると言わざるを得ません。
以上のポイントを取っ掛かりに、是非ご自身でも米国の実態を探ってみて下さい。意外な姿が見えて、面白いと思いますよ。
ありがとうございます!!
アメリカが、びっくりするくらい貧富の差が激しい=貧困層、ホームレスが多い、というのは
知っていました。
アメリカの水が危機的状況だった、とは。
また、自分でも調べてみます。
ありがとうございます。
まさに、必読書!!
「戦後史の正体」。
現在の日本(敗戦で破局的ダメージを受けた後、どんな風に作られてきたか)、まさにその成り立ちを記されている本ですもの。
古川さん、いつもコメントありがとうございます。
そうですね、私も近々、もう一度読み直してみようと思います。