日本人の盲点「課税の根拠」

現代日本のウソやイカサマを暴露する本(仮)

  • ビンボーなオレが、毎日遅くまで汗水垂らして稼いだお金から、なんで税金を払わにゃならんの?
  • やっと35年ローンでショボい家を買ったら、毎年すっげ~税金を取られる(涙目)
  • 会社を辞めっせ無職やっちゃけど、なぃごて税務署な、大威張りで税金を払えち言うて来っとな!?(号泣)
  • 政府や自治体は好き勝手ドカドカ浪費しまくって、さらに次々と新しい税を作りよる(怒)

 
 
私達日本人は、子供の頃に学校で「納税の義務」を教わります。税金は払って当然、と教わります。
しかしそれは本当でしょうか。
 
実は本来、「課税の根拠」というものが存在します。
根拠があるからこそ、それに従い適正な税を納めます。しかし私達は、そういう認識がハナっから欠けているのです。

中世や近世の西洋社会には、皇帝や王がいました。彼らは、
「私は神より支配権を授かった(王権神授説)。お前たち庶民を支配する正当な根拠が存在する。だからお前たち被支配者は、私に税を納めなければならない」
と主張しました。イカサマ臭いですけど、一応の根拠を示しているわけです。
 
我が国の場合はちょっと事情が異なります(歴史学者はその辺を曖昧にしていますが)
 
日本には戦乱の時代がありました。例えば戦国大名は領民に対し、
「お前達の生命や財産を、オレ達が命がけで守ってやる。だからその見返りとして納税しろ」
と主張しました。それが戦国時代の「課税の根拠」です。
 
江戸時代になると、徳川幕府や大名は、
「戦乱の勃発を防ぎ、社会の秩序と平和をオレ達が守ってやる。お前達の生命や地位、財産はオレ達が子孫の代まで保障してやる。だからその見返りとして納税しろ」
と主張しました。
 
学校では、
「武士は百姓から年貢を取り立て、遊んで暮らしていた」
と教わりますが、あれは大ウソです。武士が、今日で言う役所仕事や警察、自衛隊、災害復旧の陣頭指揮などを交代で担っていました。
ですから西洋社会の支配階級とは異なり、まともな「課税の根拠」が存在するわけです。
 
では、現代の日本社会においては如何でしょうか。
 
政府は主権者たる私達一般市民への義務を果たさない癖に、
「納税は義務だ」
とうそぶき、どんどん課税するのみです。

それも、
「勤労は日本国民の義務だ」
と刷り込み、男性には家庭を顧みる余裕さえ与えず朝から晩まで働かせ、女性には子育てすらままならない状態を強い、必死で稼がせた挙句その上前をハネるのです。
まさに私達一般市民は、国家の奴隷状態に陥っています。
 
なにかがおかしい、と思いませんか?