銀行は「打ち出の小槌」を正しく使う義務がある
企業はこのように、「価値の創造」という役割を担っています。
その新たな価値は、たくさんの失敗から生まれるのです。
銀行はこの、企業の「価値の創造」に融資します。これが「信用創造」です。
ということは、たくさんの失敗、というリスクを本質的に負っているため、
「リスクを織り込んだ結果として、手持ち(預金)の数十倍の資金を運用してよい」
というシステムがあるのです。「打ち出の小槌」を与えられています。
と、ここまで書けばみなさんもお解かりだと思います。
銀行が、リスクを負って企業のチャレンジを支援しようとしないのは、
「本来の社会的責任を果していない」
と言えるわけですよね。
リスクを負わず国債ばかり買って私腹を肥やすのは、社会に対する背信行為に当たると言えます。
日本経済の停滞を招いている原因の1つは、銀行だと幸田は考えます。
この件、書くべきことがまだまだたくさんあります。また後日あらためて取り上げたいと思います。
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