儲けのためなら何でもやる卑しい企業は御免蒙る - その2

2013/01/23ビジネス・起業, 原発・放射能問題

江戸時代の身分制度と言えば、ご存知の通り「士農工商」です。商人が一番下、とされてきました。
なぜでしょうか。
「商人は(支配階級たる武家への)忠誠心もほとんどなく、儲けのためなら何でもやる卑しい連中」
というレッテルを貼られていたわけです。だから最下層扱いでした。
 
現在は身分制度こそありませんが、やはり企業経営も確固たるポリシー、企業理念を掲げ、誇りを持って行いたいものです。
 
北九州で放射能汚染がれき焼却が問題になっています。
市民の健康被害の話がいろいろと出てきています。深刻な状況のようです。
 
この汚染がれき焼却を、某大企業S社が裏で主導しているようですね。
S社が、自ら所有する焼却施設や港湾周辺の施設を有効利用して稼ごうと、北九州市長を動かして大々的に行動しているそうです。
ちなみに北九州市長はS社の労組出身で、いわばS社の番頭なのだとか。
 
汚染がれきの運搬やサンプル検査は、S社の子会社。市中の放射能測定業務を請け負っているのが、やはりS社の関連会社。
内情を外部に漏らしたくないのか、議員視察を市長のパートナーたる民主党議員が阻止する。・・・・
 
早々から多くの市民が体調不良を訴えているにも関わらず、それでも強行に焼却を進めるやり方に首を傾げていましたが、裏にこのような大企業の徹底的な利権追求行為が潜んでいます。
 
江戸時代の人たちはつまり、商人のこのような気質を悟り、「卑しい」と言っているわけです。なるほど・・・・。
 
現在の企業は「法人」です。社会において「人(=自然人)」に準じる権利義務を付与されています。
ですからそもそも一般の人々同様、モラルに従って行動し、高いポリシーを抱き、きちんと社会的責任を果すことを求められています。そこが実は、江戸時代の商人と異なるのです。
 
それを満たせないなら、大企業といえどもご退場願いたいものです。

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