インバル+都響
ブルックナー 交響曲全集
エリアフ・インバル指揮+フランクフルト放送交響楽団
東京音楽旅行2日目。今日はインバル+都響のブルックナー5番です。
上野の東京文化会館です。
座席が狭いですな。横幅は、私の肩幅より随分狭いです。それ以上に、足元が狭いのが辛いです。演奏時間いっぱい、足先を丸めて膝をぐっと閉じていなければならず、内股の筋肉が攣りそうでした。
響きもあまりよくありません。
都響がその辺を熟知しているためか、もしくはインバルの趣味なのか、かなりべた~っとテヌート気味(!?)の和音を鳴らしていました。前日に聴いたブロムシュテット+チェコ・フィルの、花火のようにポンっと丸く広がって一瞬で弾けるような和音とは、大きく異なります。
当然、曲全体のイメージも、両者で大きく異なります。これが同じ作曲者の曲だとは信じられない程です。
インバルの解釈は、ごくごくオーソドックスなものだったと思います。都響をカンペキに掌握し、全ての力を引っ張り出している、という印象でした。
好みの演奏とは異なりますが、それでも充分に満足できました。
フィナーレなど、ド迫力でした。福岡ではブルックナーを聴くチャンスがほとんどありません。わざわざ東京まで聴きに来て、よかったと思います。
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