原発問題の行く末を占う － その４
ビジネスというのは、本当に深いです。
縦のモノを横にするだけで、ガラリと状況が変わって全く新たなビジネスとして成立したりします。
ご存知の通り、現在の電力事業は、ビジネスの視点で考えるとウィークポイントがたくさんあります。
解り易いのが送電ロス。送電距離が長ければ長いほど、電力のロスが生じるそうです。
それから稼働率の問題。発電施設は消費量ピークに合わせて建設するため、平時は稼働率が低くロスが大きいわけです。
また原発は、地元に多大なお金をバラマキます。政官財界、マスコミ、学会にも莫大なお金をばら撒いているようなので、多大なロスが生じているわけですよね。
ちなみに電力会社が真っ当な事業を営んでいるなら、こんなに酷いバラマキは発生しないはずなんですが････（笑）
そういった多くのロスに切り込む、ロスを見直す形で、新たなビジネスモデルを構築できるかもしれません。
敏腕経営者がそこに着眼し、新たなビジネスモデルのアイデアを描いているとしても、何ら不思議ではないと思うんですよね。
また、発電そのもので収益を上げるとは限らないわけです。なので発電方法自体は非力でも、そんなことは問題にならないかもしれません。
私に言わせれば孫氏は、補助金がどうだ、といった低次元の話ではなく、もっと高次元を見据えているはずなんです。そう考える方が自然だと思うのです。