原発問題の行く末を占う － その４
思えば孫氏のビジネスって常にそれですよね。
古いビジネスモデルがある。その横に新しいアーキテクチャー、新しいメソッドを持ち込み新しいビジネスモデルを構築する。
さらに乗り換えのムーヴメントを起こし、一気に顧客を引き抜く。ライバルたる古いビジネスモデルを弱体化させる。
全く以って私の想像に過ぎないのですが、孫氏の主眼は、
「とにかく新たな電力供給インフラを構築する」
ということだと思います。
メインはおそらく送電網インフラでしょうね。発電インフラ（メガソーラー）は二の次三の次。太陽光発電でも何でも、取りあえず何かあればいいんです。
で、顧客を獲得する。一般消費者は既存の電力会社に不満を募らせていますから、乗り換えの機運が一気に高まるでしょう。需要が供給を上回れば、発電施設を増設するなり他社から買うなり、不足分を補う手は幾らでもあるわけです。
なので、狙いは補助金そのものではないと想像します。
この絶好の機会を逃したくない、だから補助金を利用してでもインフラを整え、一気に収益構造と顧客を獲得しよう、ということだと思います。
日本のエネルギー事情が、今大きく変化し始めたのではないか、という予感がします。
そのうちその５に続きます。つまりネタ切れ（笑）
