スィトナー+SKBのドヴォルザーク
ドヴォルザーク:交響曲全集
オットマール・スィトナー指揮+シュターツカペレ・ベルリン
CDケースを物色していたら、オットマール・スィトナーのドヴォルザークが目にとまりました。
これまた学生時代に購入した、思い出のCDです。
徳間シャルプラッテンの廉価盤を、一生懸命小遣いを工面して交響曲9曲分揃えたものです。残念ながら何枚か紛失し、2番、5番、6番、9番しか残っていませんが。・・・・
6番を引っ張り出して聴いてみました。
オケは、名門シュターツカペレ・ベルリン。
響きが、すごく心地よいですね。ガシャガシャと騒がしくなく、丸くポンっと弾けるような、でもずしりとかなり重い音。
スィトナーのセンスのせいなのか、これぞドイツオケとも言うべきオケだからなのか、ちょっとドイツっぽいカラーのドヴォルザークです。
いや、しかし悪くはありません。
重量級とも言うべき、重い響きですが、これがぼんっ、ぼんっと軽快に飛び跳ねる感じでリズムを刻みます。ノってくると、テンポも結構走ります。
何といいますか、重いのに軽やかな、不思議な味の演奏ですな。
例えばカラヤンの演奏みたいに、パワーで聴衆を圧倒することはないけれど、しかし膨大なエネルギーを内包している、という感じです。
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