プロセス改善と事業の「3つの柱」

2013/01/28幸田流!! 「らでぃかる起業論」

コストを落とす

企業の、事業体の目的は、言うまでもありませんが「利益を上げること」です。
コストをいかに削減するか、は非常に大きな柱ですね。
 
 

プロセス改善が3つの柱を支える

勘の良い方は既にお解かりかと思いますが、それら3つの柱を支えるのがまさに、プロセス改善の試みなのです。
「プロセス改善を常に意識しているからこそ、3つの柱が支えられる。事業を維持、継続できる」
ということなのです。
これは小規模事業、個人事業であれ、国際的な巨大企業であれ同じですね。
 
まず速度アップ(スループットの向上)。
各プロセスごとに予定と実績を記録。担当者名や作業内容、発生した問題点などを、データとして日々蓄積します。
これを適宜集計し分析し、改善できるところを改善していきます。
 
品質。これも日々データを蓄積することにより、改善の糸口が見えてきます。
コストも同様です。
 
結論。
事業の成長、そして成功は、プロセス改善によってもたらされます。
プロセス改善は、日々のデータの蓄積が肝心です。かつそれを定期的に集計、分析するべきです。
 
そして自ら磨き上げた業務プロセスは、事業所にとって極めて大きな資産でもあります。前々回
「磨き上げたプロセスを流用して商品バリエーションを増やす」
というイメージを説明したのは、そういうことなのです。磨き上げた業務プロセスは自らの資産であり、資産は次の資を産む大切な元手なのです。その資産を効果的に利用して、業務の幅を広げましょう。
 
 

プロセス改善を意識した「データの蓄積」

プロセス改善の重要性、ご理解頂けたでしょうか。
そしてプロセス改善には、データの蓄積が肝要だ、ということもご理解頂けたでしょうか。
 
ところで、まめな性格の個人事業主は、きちんと日報を書いてたりします。小さな会社の社長さんは、社員に業務日報を書かせたりしています。
が、大抵は備忘録レベルであったり、自己管理ツールとして利用しているに過ぎないんですよね。プロセス改善という観点から記録項目を定めているわけではないことが大半です。