プロセス改善と事業の「3つの柱」
「プロセス改善」こそが事業の成長の「かなめ」だ、ということを前回述べました。
そもそも事業とは何なのか。
1番はなんと言っても、
「個人、それも素人がやるよりも、素早く、巧く、商品やサービスを提供する」
ということですよね。
一般のお客さんからすれば、
「自分でやるよりも、お金を出してあそこのお店、あそこの会社に頼んだ方が早いし、良いモノが手に入る」
という判断、ニーズがあるわけです。
晩飯なんか自分で作れば済むのに「ファミレスに行こう」というのは、「お金を出した方が素早く美味しいモノが食べられるから」です。
洗濯なんて自分でやればいいのに「クリーニングに頼もう」というのは、「お金を出した方が素早く痛まずキレイになる」からです。
「その受け皿になる行為こそが、事業」と言えます。
裏を返すと「事業」とは、
- 素早く提供する
- たくさん提供する
- 常に品質を維持あるいは向上させる
- 利益を上げるためにコストを落とす
ということです。「素早く」提供できるから「たくさん」提供できるわけで、これを同一と括れば、計3つの柱があるわけです。
これを徹底追及することが事業の成長を意味し、ライバルに勝つことができ、やがては事業の成功に至ります。
素早く(そしてたくさん)提供すること
受注から納品、すなわち「業務の入り口から出口まで」のスピードを上げてやることが、1本目の柱です。
これを経営の用語で「スループットの向上」と言います。
素早く提供できるのであれば勿論、数もたくさんこなせるわけです。言い換えれば、
「素早く提供できないなら、たくさん提供できるはずがない」
ということ。
というわけで、各工程(プロセス)でのスキルアップ、問題やボトルネックの解消を日々積み上げていきます。
品質について
2本目の柱は、品質です。
品質は、悪ければお話しになりません。最低でも顧客が納得してくれるだけの品質を維持すべきです。
ばらつきがあってもいけません。そして出来得る限り、
「顧客が喜んでくれるだけの」
「いや、いい意味で顧客の期待を裏切るような」
品質の向上を目指したいものです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません