本当に必要なものは「買いたくなる」しかけ
さらに付け加えると、
「商品を見て下さい。そして買って下さい」
とお願いするわけです。
言うまでもなく、非常に重要な行為です。この集客のメソッドが、ビジネスの成功を大きく左右します。
だからこそ多くのビジネスパーソンが様々なメソッドを考案します。集客メソッドそのものがビジネスになるほどです。
ところがビジネス環境がこれだけ悪化すると、既に述べたように集客メソッドだけでは片手落ちなのです。
アナタのビジネスを見るためだけに、わざわざ足を運んでくれません。いや、幸い足を運んでくれたとしても、商品購入にまで至りません。
つまり、「集客メソッド」と併せて、「購入動機付けメソッド」が必要だ、ということです。
例えばショッピングモールに、テナントとして入るのが、ひとつの手です。
ショッピングモール自体に集客があります。
かつ、モールに来る人達は既に「買い物をしよう」という動機のもと足を運んでいます。最初から財布の口が開いています(笑) つまり両方のメソッドが備わった状況下で、アナタはビジネスを展開できるのです。
ところが、モール内にアナタのライバル店が3つ4つあった場合、どうでしょうか。
例えばアナタが靴店を営んでいるとします。同様の靴店がモール内に、他にも3店舗あります。
お客さんからすれば、アナタのお店を含む、4店舗のどこで購入してもいいわけですね。これが現在の一般的なビジネス環境です。
そこを敢えて、アナタのお店で買ってもらう。これこそが「購入動機付け」です。購入動機付けをもっともっと高めるべきなのです。
購入動機付けの必要性をお解り頂けると思います。重要性も、なんとなく想像がつくと思います。
信用・信頼・期待
これは実社会におけるビジネスのみならず、ネット上のビジネスでも同様です。
例えば某大手ネットショップモール「R」にアクセスします。
欲しい商品名を入力し、検索します。価格順にソートします。最安値を付けている店舗をクリックします。
そしてトラブル履歴のない、真っ当な商売をやっている店舗かどうか確認します。特に問題がなさそうであれば、そこで商品を購入します。
多くの消費者は、そのような行動をとります。つまり最安値を付けるショップ以外、ほぼ全滅ということになるわけですね。
余談ですが、こうして価格競争に拍車が掛かります。体力のないショップから順番に撤退となります。
何度も繰り返しますが、「集客メソッド」(この場合ネットショップモールに出店すること)はあっても「購入動機付けメソッド」がなければ、アナタのビジネスは撤退する側に含まれるわけです。
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