本当に必要なものは「買いたくなる」しかけ

2013/01/28幸田流!! 「らでぃかる起業論」

商売しやすい時代がありました

おいしい時代がありました。
国民全体の所得が、年々上昇していった頃の話です。
 
誰もが、ちょっと頑張って稼げば、欲しいモノを買うことができました。
モノを買うことによって、豊かさを味わうことができました。社会全体が右肩上がりで、気軽に財布からお金を出しても、将来への不安を感じることがありませんでした。

つまり、商売しやすい時代でした。
そしてそんな時代は、起業を志す人々にとっても、実においしい時代でした。
ほとんど素人同然、ビジネスなんて勉強したことのない人でも、とりあえず商品を並べておけば売れるわけです。
さらに、真面目に誠実に頑張りさえすれば、成果が伴いました。
 
 

厳しい時代になって気付くこと

「失われた20年」などと言われる現在、経済事情は過去と真逆の状況にあります。
大半の日本人の、所得が年々下がっています。その上将来への不安から、財布の紐がどんどん固くなってきています。
 
さらに、新興国の猛烈な追い上げもあります。昔と比べ、ビジネス環境は相当に悪化しています。
全てが飽和状態です。とりあえず商品を並べただけでは、見向きもされません
 
そこで、商品をなんとか買ってもらいたくて、販売価格を下げ始めます。価格競争が始まります。
消耗戦となります。体力を失った企業やお店から順番に、市場を去ることになります。真面目に誠実に頑張っただけでは、どうにもならないご時勢です。
 
そして、さんざん体力を減らし、ビジネス撤退間際になって気付くわけです。
値段を下げる以外に、お客さんに買って頂く方法はないのか? 買ってみよう、と感じるようになる方法はないのか?」
と。
 
つまりビジネスには、
「お客さんがアナタから商品やサービスを買いたくなる、動機付けのしかけや仕組みが必要」
と理解するのです。
言い換えれば、そういった動機付けのしかけや仕組みを作ることこそが、ビジネスなのです。
 
 

動機付けのしかけや仕組みを作る

ビジネス手法として一番目に付くのは、「集客」でしょうね。
「ワタシはここでこうやってビジネスを行っています。こんな商品をこんな価格で並べてますよ。是非ここに来てください」
とアピールすることです。

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