ダイエットと血糖改善「常識のウソ」 - その1
カロリー理論を捨てるべき
医者にそういう話をすると、必ず、
「そりゃ体質の問題だ」
と言われます。
そうではないのです。根本にある「カロリー理論」がデタラメなのです。「体質だ」と安易に片付けてしまうのではなく、根本原則に疑いを持つべきなのです。
なぜ、カロリー理論がデタラメだと言えるのか。
簡単な話です。カロリーとは熱量のことです。
「燃焼させた時、水の温度をどれだけ上昇させられる熱量があるか」
です。
しかし人間の体内に、食物を燃焼させるような器官があるでしょうか? ありませんよね(笑)
「脂肪を燃焼させる」
といった表現をよく見かけますが、あれも正確に言えば燃焼ではありません。分解し吸収しているだけです。
体内で「燃焼という物理現象」が起きているわけでもないのに、カロリーという概念を持ち込むことが、そもそもおかしいのです。
牛や馬を見れば、カロリー理論がデタラメであることがハッキリ解ります。
牛は本来牧草を食べます。馬も飼葉を食べます。それでも数百kgにまで成長します。パンダだって笹だけを食べて、人間以上の体重にまで成長しますよね。
草にしろ笹にしろ、大したカロリーはありません。いかにたくさん食べようと、何百kgもの体を作る程のカロリーがあるとは思えません。
勿論、消化吸収のメカニズムは人間と大きく異なりますが、しかし本質的には同じ「動物」です。そう考えると、
- 燃焼しているわけでもないのに「カロリー」とは、どういうことだ!?
- 単純なカロリーの足し算引き算だけで、体重の増減を説明することは不可能。
ということが解ります。
恐らく、カロリー理論とは全く異なる「体重増減のメカニズム」が存在するのです。
その2へ続きます。
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