なんかヘンだよ日本の平和主義 - 前編

だからこそ「憲法改正」,国際社会と「日本人の矜持」

私欲を追求し他者の利益を侵害するから、紛争が生じる

「戦争のない、平和な国際社会を目指すべき」
という理念なら、これは大変素晴らしいと思いますよ。
そして世界中から戦争を排除するよう、全力で国際社会に働きかける。軍縮だとか核廃絶だとか。
 
経済侵略など、以ての外。私欲でもって他国の利益を侵害するから、紛争が起きるのです。これはTPPの意図などを探れば明らかです。これこそが正に「戦争の真の原因」です。
ですから「お互いを尊重し合い、win-winの外交や交易のみを是とする国際的モラルを確立」すべく、働きかける。戦争の真の原因を潰すことに、全力を上げる。
 
そういう理念なら、立派な平和主義だと評価できます。それこそがホンモノの平和主義というものです。
 
 
 

実現不可能なインチキ平和主義

しかしながら今日の国際社会において、
日本だけが戦争をしない、戦争の出来ない国にしてしまう」
ということが可能でしょうか。
 
そう主張する方々に、是非聞いてみたいものです。
「もしそれを実際にやってみたら、日本はどうなりますか?」
と。・・・・
 
待ってましたとばかり、周辺のならず者国家に蹂躙され、日本はムチャクチャな状況に陥るでしょうね(^^;(^^;
 
現実に、日本政府が周辺国に対し毅然たる態度を取らないため、一体どれだけ大きな国益の損失を被っていることか。
長年そういう状況が続いているわけですが、ちゃんとそれが見えているのでしょうか!?
 
 
 

自衛という権利と義務がある

ならず者国家から日本を守るため、「自衛」という、国家としての最低限の権利と義務が存在するのです。
その自衛の最終手段として、残念ながら「戦争という選択肢を採らざるを得ないケース」も存在します。
そして本来、そういうケースを想定し対処するのも、平和主義の一環なのです。
 
自衛という権利義務に目をつぶる。
自衛戦争をタブー視する。全く考慮しない。・・・・
 
なぜかこの日本では、そんなヘンな話が堂々とまかり通っているのです。
 
 
後編へ続きます。