「交渉力」がビジネスの成否を分ける!!
「私の作るたこ焼きは食材に拘って、オーストリアの皇帝も食べたという○○と○○を使い、清朝の皇帝御用達の天然○○油を使用し、天才料理人だれそれが考案した○○製法で焼いてます。だからもの凄く美味しくて、もの凄くヘルシーです。さっき死んだ人が思わず息を吹き返しました(爆) 1パック1,000円なんて、安すぎるくらいです♪」
と商品をPRし、
「これなら1,000円を支払って購入する価値が充分にある」
とお客様を説得し納得してもらうわけです。
「幸せなビジネス」を構築するための3要素
たこ焼き店を例に挙げておきながら「交渉力」という言葉を掲げるのは、少々そぐわないかもしれませんが、前述の行為がまさに交渉そのものだということはおわかり頂けると思います。
お客様に商品やサービスの価値をうったえ、その販売価格がお客様にとって満足できるものであることを説得し、納得してもらう。
これが交渉力です。
もちろん、普通の店舗でもネットショップでも同様です。何らかの形で、お客様と交渉を行っているのです。
交渉力がビジネスにおいて、極めて重要な3要素の1つであるとご理解頂けたでしょうか。この3要素が揃って、はじめてビジネスが成り立ちます。
ちなみに日本人が一般的に「ビジネス下手」と言われるのは、この3つ目の要素が弱いからだ、と幸田は考えます。だから多くの企業やお店が、価格競争に走るしかないわけですね。
結論。「幸せなビジネス」を構築する要素は、
- 高い品質を維持しつつ、商品を素早くたくさん低コストで提供する。
- SD曲線(需給曲線)を見極め、ライバルを意識しつつ、どの価格設定で勝負するかポイントを定める。
- 商品やサービスの価値、販売価格がお客様に満足をもたらす、と交渉する。
の3つです。それぞれバランスよく揃え、磨きましょう。
交渉の極意
日本人は基本的に実直で、交渉を苦手とする人が多いのではないでしょうか。
ところがこれも、いくつかポイントを抑えておけば、驚くほどスムーズに進みます。
1つ目は、
「当方としてはこの条件が望ましいが、お客様がそれを呑んでくれなかったとしても、別プランを用意してありますから、当方は痛くもかゆくもありませんよ~」
という具合に、別プランの存在をほのめかします。実際に複数の別プランを用意しておくべきでしょうね。
つまり、
「もしこの交渉がうまくいかなくても、当方は全然問題ありませんので、条件を簡単に緩める必要はないんですよ。無理に契約するのではなく、お互い win-win の合意に達した時のみ契約しましょう」
と、より自分主導で交渉を進める環境を作ります。
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