「目的」と「戦略」そして「戦術」
2012年12月21日。
本日世界が滅亡するそうですが、幸田は日常と変わらず律儀に記事をアップします(笑)
ひところ、「ランチェスター・マネジメント」というのが流行りました。
20世紀初頭にフレデリック・ランチェスターという人が考案した軍事的法則を、経営に応用したものです。
その骨子は、
「個別具体的戦術より、戦略がずっと大事ですよ~」
というものです。両者へのリソース配分は、
戦略:戦術=2:1
の時に最大の効力を発揮しますよ~、だそうです。
なにやら難しいランチェスターの計算式でシミュレートすると、どれだけ戦術に多くのリソースを注ごうとも、戦略ゼロなら、掛け算の結果効力ゼロに帰するのだとか。
これ、なんとなく想像がつきますよね。
飲み屋街に、お店を開きました。
周囲のお店の相場に合わせ、セット料金を3,000円に設定しました。
そして、
「お客さんに電話をかけまくってお店に呼べ~」
と、雇った女のコの尻を叩きます。
お客さんは来ません。いや、1回くらいは義理で顔を出してくれますが、2度目はありません(^^;
お客さん側としては、
「なんで敢えてアナタのお店に行く必要があるの~?」
なのです。
お客さんに電話をかける女のコ達も、お客さんをどう口説けばいいのか悩むことになります。
戦略がないと、こういうことになるわけです。ただ単に「営業してます」では、お客さんも来てくれません。
思考のプロセスも、
- まず「戦略」を立案する
- それに基づいて個別具体的「戦術」を策定する
となるのが自然な筈です。
ランチェスター経営が説くのは「戦略」「戦術」の2つですが、先日小沢一郎氏の「日本改造計画」を読んでいて(笑)気付きました。戦略の前にもう1つ、重要な思考プロセスがあります。
「目的」
です。
まずは「目的」ありき、なのです。
「目的」があって、それを形にするための「戦略」なのです。
そして戦略を遂行する「戦術」なのです。
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