「プロセス改善」を知らずに起業すると・・・・

2013/01/28幸田流!! 「らでぃかる起業論」

ちょっと幸田の過去話を。・・・・
個人事業主として開業したのが、1996年。それを1年後、強引に法人にしました。そして現在に至ります。
 
 

赤面モノの起業

時代の変革期でした。Microsoft Windows95 が発売され、PCという商品がイノベーター(革新者)市場から長いアーリーアドープター(先駆者)市場の時代を経て、いよいよ爆発的に普及するのではないかと期待された頃です。
またインターネット時代が到来し、それを後押ししていました。

仕事はたくさんある、と思っていました。サポートでも操作指導でもシステム開発でも、カスタムメイドPCの販売でもweb作成でも。・・・・
 
元々体力面に自信がなく、自分で事業を興したいと思っていました。が、それまで経営の勉強をやってきたわけではないんですね。
何も知らないのに、
「PCなら昔からやってきたし、プログラムも組めるし、いろいろと仕事ができる。ニーズはもの凄くあるし将来の見通しも明るい」
という程度の考えで起業してしまったのです(笑)
 
それどころか、
「周囲のレトロなじーちゃん経営者なんぞよりは、自分の方がずっとうまくやれるに決まってる」
と自惚れるなど、今思うと赤面モノの認識でした(^^;
 
 

「プロセス改善」意識なし

看板は、まさに便利屋さん状態です。前述のようなサービスを全部並べてます。
一度、先輩起業家から、
「なんでもかんでもやります、というのはあまり良くないよ。業務を絞らなきゃ」
とアドバイスを受けたことを確かに覚えています。が、その意味が全くわかっていませんでした。いっぱい並べてた方が仕事取りやすいじゃん、と思っていました(笑)
 
数人のスタッフがいましたが、研修らしい研修もできず、うまく仕事が回りません。そのうち順次、辞めていきました。
「この業種は、作業の1つ1つが複雑で難しいから大変だよなあ」
と愚痴ってばかりいました。
 
某大手ハンバーガーM店に行った時でしたっけ。
ご存知の通り、業務がもの凄く単純なんですよね。高校生のアルバイトでも務まるよう、単純化マニュアル化されていますから。彼女らの仕事を眺めつつ、羨ましくてぼやきまくっていました(^^;
 
当時はホントに勉強不足で、
「それこそがまさにビジネスモデルなんだ」
ということを知らないんですね。