「プロセス改善」を知らずに起業すると・・・・

2013/01/28幸田流!! 「らでぃかる起業論」

元々複雑な業務を、きちんとプロセスごとに整理、単純化、マニュアル化する。
かつプロセス1つ1つが日々自然と磨かれていくような仕組みを作る。
 
ハンバーガーM店は、これが極めて洗練されているわけです。一方で幸田の起こした会社は、複雑で難しい業務が複雑で難しいまま。もちろん業務が磨かれることもありません。
やるべきことをやっていないわけです。それ以前になにをやるべきか知らないんですね。
 
 

「事業」の定義も理解せず

そんな時、東京ディズニーランドに行きました。
スペース・マウンテンかなにかに乗ろうと、順番待ちをしていた時のことです。係員が忙しく働いている姿を、ぼけっと見ていました。
凄く単純な作業を延々と繰り返しているんですね。
 
2人の係員は、前からお客さんを2人ずつ座席に座らせます。ずっとその誘導作業だけ。
1人は、前の座席から順番に、固定バーがきちんと装着されているか確認。ずっとその作業だけ。
詳しいことは忘れましたが、なんかそんな感じで係員1人1人がそれぞれ単純な作業1つだけを、ひたすら延々とやっているわけです。
 
流れ作業のように、たくさんのお客さんを捌いています。
だから単純作業だけでスタッフを雇えるし、その作業だけに専念させられるし、収益も上がっているから単純作業なのにそれなりの額の給料も支払える。
自分の会社とは真逆の状況が、そこにあるわけです。
 
「TDLはうらやましいな」
と思っていました。バカですねえ(^^; ホント恥ずかしい話です。
 
要するに、これこそが「事業」なんですよね。

  • 業務プロセスをきっちり整備し、
  • 誰を雇っても均一の品質を産み出せる程、プロセスを単純化マニュアル化し、
  • それによって製品やサービスを大量に、
  • かつスムーズに市場に供給できて、
  • それで利益を出せる。収益が上がる。

という要件を満たしてこそ、ビジネスなのです。
 
「スキルがある。ニーズが見込める。だから仕事が受注できるだろう。食いっぱぐれることはないだろう」
では、実は「事業」とは呼べないのです。幸いにして順調に仕事を受注できたとしても、それだけで事業の成長や成功は見込めないのは、これまで述べてきた通りです。
 
 

業務プロセスを見直そう

これから起業しようという方。あるいは既に起業した方。
業務をあらためて見直してみましょう。業務プロセス(工程)という観点、単位で見直してみましょう

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