何度も言いますが、日本は民主主義国ではありません

2015/06/08だからこそ「憲法改正」,毒舌企画!! 「常識のウソ」

今回の選挙に関する各種の世論調査によれば、国民にとっての一番の争点は原発問題だったそうです。
勿論、世間の声としては原発反対派が圧倒的でした。
 
ところが現実はどうか。原発推進の自民党が圧勝しました。原発反対の生活の党は何故か壊滅しました。

私たち日本人にとってみれば、原発事故を起こして大量の放射能を世界中に撒き散らしたことだけでも、どうしようもない後悔の念を抱いてわけです。
それを自民党は、事故収束や被災者救済を放置するばかりでなく、あろうことか海外への原発輸出を積極的に推進するという、倫理的に絶対許されない暴挙を行っています。
 
そんな党が勝っています。つまり民意がストレートに反映されているとは思えません。
一体なんのための選挙だったのでしょうか。
 
いずれ初の女性首相になるかもしれない、と目されていた優秀な方があっさり落選しました。一方で悪名高き某ブラック企業創業者があっさり当選しました。
そうそう。ひとり気を吐き17万票も獲得した凄い方が、見事に落選されましたね。
民意が反映されているとは、到底思えません。
 
幸田の地元の選挙区は、自民党と共産党の一騎打ちでした。一部の大都市の選挙区を除けば、地方選挙区はおそらく大抵似たような状況だと思います。
たまたま自民党候補を支持している人、共産党候補を支持している人以外の、多くの有権者にとっては、自らの意思をゆだねる手段がないのです。
 
結論。日本は民主主義国ではありません。
 
これは結果から見れば明白です。
私達は全員、教育によって「日本は立派な民主主義国家だ~」と刷り込まれているだけの話であって、実は全然違うんです。
だから民意が反映されません。最初から茶番に過ぎないのです。
 
脚本も配役も予めガチガチに決まっているのに、宣伝を兼ねて「形だけの」公開オーディションを行うようなものですな。民意は関係ありません。
 
制度云々という議論も、これまた実は見当違いです。1票の格差をいくら是正しようが、選挙区や比例区の仕組みをいくら調整しようが実質的には何も変わりません。
なぜか。
最初から、民主的な選挙制度にしようという意思がないから
です。
 
その意思がないから滅多なことでは改善に手を付けません。手を付けたとしても、所詮本質的には何も変化しません。
実に単純明快な構図です。
 
この国の制度設計を行った人々は、ハナっから民主主義など意図していません。そんなことをすれば彼らにとって都合が悪いからです。
ですからどうにでも手心を加えられるように作っておいて、しかし国民には「立派な民主主義制の国家だ」と刷り込んでおく
 
これが日本の実態です。そしてこれこそが「幸と富を減少させる仕組み」です。
少しでも多くの方々に、早くこの実態に気付いて頂きたいと願っています。