「ウクライナ情勢」 国際情勢に疎いと国家の命運を誤る ー 中編

2022/02/28国際社会と「日本人の矜持」

前編より続きます。

丁度この稿を書いている時、ロシアの宣戦布告とウクライナ侵攻の報道が入った。
そりゃそうだよなあ。
国防上の脅威にさらされ、しかし相手側が一切譲歩しないんであれば、そりゃもう実力行使に出るに決まってるじゃん。……

「プーチン大統領の強硬姿勢はブラフだ。ロシアによるウクライナ侵攻はない」
なんて、したり顔で言ってた専門家連中。全員アタマ丸めて引退しろよ(笑)。バ○過ぎだろ(^^;

付き合う相手は選ぶべき

というわけで、本題。――

幸田は、なにもロシアの肩を持つ気はない。
が、一方のアメリカさんはどうか。それこそ率直に言って「ならず者の親玉」ではないか。

その証拠に、ここ数十年の国際紛争を眺めれば解かる。そのほとんどに、アメリカさんが介在しているではないか(苦笑)
利があると思えばあちらにもこちらにも首を突っ込み、CIAが状況を引っ掻き回し、その癖正義を振りかざし「我々は世界の警察だ」だとか世迷い言をぬかす。時には国連を動かして戦争をおっ始める。

日本はとんでもないバカ国家を同盟国としているのである。

付き合う相手は、しっかり選ぶべきだろう。
社会における人間関係だって、同じではないか。付き合った相手が喧嘩っ早い問題児だったりすると、思わぬとばっちりを食らうものだ。いつの間にか問題児のせいで、仲良く付き合いたいと思っていた第三者と疎遠になったり険悪な関係に陥ったりする。問題児と同類に見られ、多大な損害を食らうものである。

今後の日本もまさに、そのような不利益を被りまくることになる。

つんぼ桟敷におかれている日本人

日本は敗戦によって、アメリカさんの半属国に成り下がった。
日本国内においては、「アメリカさんは同盟国だ」などと多くが勘違いを冒しているが、単なる米国の半属国、傀儡国家でしかない。

そして国内のマスゴミは、世界を牛耳るユダヤ系国際メディア資本の傘下に組み入れられ、西側陣営の指示通り記事を配信するのみ。要するに西側のプロパガンダ・ゴミ情報ばかり、日本国民に垂れ流し続ける。
私達日本人は、そこを知った上で、マスゴミなど頼らず自ら情報収集し分析しなければならない。

現在、日本のマスゴミに、せめて幸田の当記事程度の分析を行っているところが、あるか。
なぜ、ウクライナの争いにフランスやアメリカが出てくるのか、マスゴミは解説しているか。
ロシアの停戦合意の反故を糾弾する前に、昨年ウクライナが散々、停戦合意を無視したことを、マスゴミはどこか1社でも報じているか。
ウクライナにおける、2004年や2014年の革命の裏に米国CIAが居た事を、マスゴミは明かしているか。

当記事程度のウラ取りや分析、解説もできないマスゴミなど、本当にゴミでしか無いではないか。

第三次世界大戦を前にして日本は……

この度の侵攻は、誇張抜きで第三次世界大戦へと発展する可能性がある。
言うまでもないが、ロシアと協力関係にある中国の動きが、リスク臭を漂わせている。
それから国内マスゴミが報じているかどうか知らないが、イスラエルの動きもきな臭い。そういった、今後想定されるシナリオについては、また稿を改めて述べたい。

この事態に至った現在、今更といった話ではあるが。……

先日、日本政府は備蓄分のガスを欧州に供給する……というニュースが流れた。
呆れた話である。
アメリカさんを除く西側陣営にとって、ガスがなければ戦争どころではない。日本はガス供給をタテに、両者の仲裁を買って出る事が出来た筈なのだ。

日本政府はそのチャンスを、即ち日本が世界平和に寄与するチャンスを、みすみす捨てたのである。
日本が要請を撥ね付けていれば、欧州のロシアバッシングはトーンダウンしていただろう。

G7によるロシア非難に同調し、あっさり連携した事も同様である。
岸田首相をはじめとする政治家連中は、酷い無能揃いではないか。

かつての日本は、列強のアジア進出に堂々と対抗し、アジア各国を糾合し独立を賭けて戦った。大国を相手に一歩も引かなかった。
あの頃の日本国、日本人の矜持は、一体どこへ行ってしまったのか。

後編へ続きます。