「ウクライナ情勢」 国際情勢に疎いと国家の命運を誤る ー 前編

2022/02/24国際社会と「日本人の矜持」

日本のメディアは、西側陣営に都合の良い情報を垂れ流すだけでしかない。
公平性を欠くク○情報だらけ(^^;
ちゃんと自身で情報を取って、ホントはどうなのかと探らなければならない。

ここ数日のニュースを見ても、珍妙な状況ではないか。
即ちロシア・プーチン大統領は、フランスさんやアメリカさんとばかり交渉している。なぜ、肝心のウクライナとの交渉について、言及がないのか。
その1点のみ眺めても、胡散臭いではないか(笑)

ロシアが停戦合意を守らない、なんて報道されているが、そもそも昨年来、停戦合意を反故にしまくったのは、どっちか。
ウクライナの方じゃん(^^;(^^;

というわけで今回、ちょっとウクライナ情勢を分析、解説してみたい。

ウクライナ人=ルーシー=辺境ロシア

ウクライナの人口の8割を占めるのが、ウクライナ人。
昔は「ルーシー」と呼ばれていた。これは、いわゆる「辺境(遠方)ロシア人」という意味である。

つまり古代日本において、京の人々が関東東北の人々を「あづまびと」だとか「えみし」と呼んでいたが、それと似たような意味合いだろう。
日本の場合、古代から街道がきちんと整備されていたが、それでも関東東北への移動には何十日もかかっていた。なので朝廷の支配が及んでいるとはいえ、一定の自治権を与えられた「連邦傘下の国々」という位置づけである。
そう。我が国も元々、単一国ではない。明治の版籍奉還、廃藩置県までは連邦国家だった


ましてやロシアは大国なので、ウクライナ地域もある程度の自治を認められた、ロシア人の辺境国といった位置づけにあたる。
実際ウクライナの民族構成を見ると、ウクライナ人(ルーシー)とロシア人で9割5分を占める。だからソ連時代もソビエト連邦傘下にあり、ソ連崩壊後もまたロシア圏にとどまった。

それをぶっ崩したのが、米国CIAである。

混乱の元凶は、西側陣営

要するに、そもそもの混乱のモトは、西側陣営が作ったのである。

ウクライナはベラルーシ等と同様、ロシアと利害を共にする兄弟国、パートナー国なのだ。
地政学的にも運命共同体と言ってよい。だから、ソ連崩壊後もロシアと歩調を合わせていた。その点、ロシア帝国から力で屈服させられていた旧東欧諸国とは事情が異なる。

が、ウクライナ国内に残る旧ソ連資産の扱いをめぐり、私利私欲を貪る輩が出てきて、そのせいで一時期、政府に対する市民の信用が低下していた。

そこを上手く利用し、西側の連中がウクライナ在住のユダヤ系民族を後押しして、2004年に革命を起こした。
その実働部隊が、CIAである。

ロシアにとっては国家安全保障上の脅威

ロシアと手を切ってNATOに加わるというのは、人口の9割5分を占めるウクライナ人とロシア系住民にとって、不都合な話である。

そしてロシアにとっても、長大な国境線にて隣接しているウクライナが西側へと離反してしまうのは、極めて重大な国家安全保障上の問題となる。
長大な国境線が、丸々敵国側となりNATO軍が駐留するというのだ。たまったものではない。

そこでロシアは、その西側陣営たるウクライナ傀儡政権を打倒した。
が、ウクライナの政治は再び西側に奪われてしまった。2014年のクーデター(マイダン革命)も、アメリカさんが黒幕である。ウクライナを何としてでも西側陣営に引き入れたいらしい。

こうして再出発したウクライナ傀儡政権は、NATO加盟を望み、NATO軍を自国内に引き入れようとしている。
だからロシアは黙っていられない。

どちらに非があるのかは明々白々

現ウクライナ政権は西側陣営をたのみ、あくまでロシアに対抗しようとしている。

彼らの言動を見るに、余程強い、西側陣営の後押しがあるのだろう。ロシアとの停戦協定も、ことごとく平然と破っている。正面切ってロシアに喧嘩をふっかけているのだから、強力なバックアップの存在は推して知るべしだろう。
つまり、相変わらず裏側で、フランスやアメリカが仕掛けている。

一方のロシアは防戦側であって、それもケツに火が着いている状態なので必死である。

客観的に見てどちらが悪いか。これはもう、言うまでもないだろう。
明らかに、仕掛けたNATO側及びウクライナ傀儡政府が悪い。
アメリカさん達が20年間、ウクライナをやりたい放題引っ掻き回したから、ロシアがブチ切れているのである。ウクライナ国内でも現政権に反対する勢力が出来しゅったいし、そのうち2つが今、独立を果たそうとしているのである。

中編へ続きます。

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