「ひでじビール」永野時彦社長の講演(ひむか地域振興研究会) - 前編

2013/05/05ビジネス・起業

ひむか地域振興研究会に参加させて頂きました。
ご当地地ビール会社「ひでじビール」の永野時彦社長のお話を拝聴しました。
 
幸田も商品名こそ知っていましたが、新会社設立&事業譲渡という経緯は全く知りませんでした。

話によると元々の会社は社長交代を機に、不採算部門の整理を行い、ひでじビールは事業廃止の憂き目に合うところだったのだとか。
そこで永野氏が、無資産自己資金ゼロながら執念で新会社を立ち上げ、事業譲渡を経て今日花開かせたのだそうです。素晴らしいですね。
 
大いに見習いたいものです。徒手空拳でも起業は可能だという実例です。本当に大事なのは、
「どうしても起業したい。こんな事業をやりたい。こんな事業で多くの人々に貢献したい」
という強い意思を持つことだ、とわかります。
 
永野氏がおっしゃるには、やはり多くの方に「こんな事業をやりたいんだが、どうしたら良いのだろう・・・・」と自らの強い意思をどんどん伝えろ、だそうです。
それ以前に日頃ボランティア活動などに力を注いでいると、
「アイツは頑張るオトコだ」
といった実績や評価が「資産」となります。ですから次第に永野氏の意思を知り応援して下さる方があらわれ、終いには銀行も動いてくれたのだそうです。
 
幸田の日頃の主張にも繋がります。「お金=信用度信頼度、期待度」なのです。信用度信頼度、期待度こそが資産であり、あるいは資本に化けます。
信用度や信頼度、期待度こそが起業家のリソースの本質であり、軍資金なんぞはそれを測る尺度の1つに過ぎません。
 
ですから極端な話、自己資金なんかどうでもいいのです。手持ちの現ナマは、アナタのリソースのほんの一部でしかありません。
「アイツはやるオトコだ。アイツは絶対成功するに違いない」
という信用や信頼、期待が高まれば、そこにまるで空中から札束が出現するかのように「資本」が出現します。専門用語で「信用創造」と言います。
 
これこそがお金の本質であり、ビジネスの本質です。多くの日本人が、一生誰からも教わらない「秘訣」かもしれません。
それをまさに、永野氏が実現した、というお話だと幸田は理解しました。
 
後編に続きます。

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