毒舌企画!! 「常識のウソ」, 休日は読書三昧


 
前編より続きます。
 
大いに繁栄し、生物界のヒエラルキーのトップに君臨する、ヒト。ホモ・サピエンス。
しかしまあ、あらためて考えてみると、非常に不思議ですね。進化論の原理原則に適っていると言えるのでしょうか。
 
何が不思議って、生物としての「ヒトの脆弱さ」です。
 
まず、自然界でまともに生きていけない。例えば炎天下に数時間立っていれば熱中症にやられるし、寒い中に数時間立っていれば体温を奪われ死に至ります。
乾燥にも弱い。紫外線にも弱い。かと言って長時間、水中で生活できるわけでもない。雨天が長く続けば、それだけで生命の危機となります。
勿論、寒い時期を避けてしばらく冬眠する・・・・というわけにもいきません。環境の悪い時期はカラに篭って生き延びる、という機能もありません。