能力主義社会はホントに正しい? 身分制世襲制はホントに悪!?

2016/06/20

先日、こんな記事を書きました。
 

【幸田蒼之助の休日】 2016/06/05
“歴史に学べば解かる、「少子化は大問題」というウソ”

http://offtime.sohnosuke.com/?p=11285

 
後半で幸田は、
「江戸時代が260年も続いたのは、人口が増えようが減ろうが問題が生じないよう、社会がデザインされていたから
と書きました。そして、
 

  • 人口の増減があろうと、そんなことは社会の持続性に影響しなかった。
  • なぜなら身分制や世襲制を土台とする社会を構築し、
  • 身分別の人口比も産業別の人口比も、終始固定されていたから。

 
と述べました。

ちょっとした爆弾発言ですね(笑)
 
 
 

「能力主義」なんざ「絵に描いたモチ」

今日では、
 

  • 身分制世襲制は悪
  • 能力主義こそが正しい

 
という考えが常識となっています。
しかしこの常識は、果たして本当に正しいと言えるのでしょうか。
 
そもそも本当の意味で「能力主義」の社会が実現可能なのでしょうか。
今日の教育システム、受験制度の下で、
「優秀な人だ」
と評価されている人々が、実際に優秀なのかどうか非常に疑問です。ンなこたァない(笑)、と幸田は思うんですけどね(^^;
 
「それなら幸田は、どうやって優秀かどうか評価すべきだ、と思ってるんだ?」
と問われれば、答えに窮するわけです。人の能力を客観的、公平に評価するなんざ、容易なことではありませんから。
つまり、世間一般では実にあっさり「能力主義」と言いますが、そんなものは画餅に過ぎないのではないかと感じます。
 
 
 

今日実際に「素晴らしい社会」が実現しているか!?

いや、それでは話が進まないので、今日の社会は一応、能力主義により成り立っていると仮定しましょう。
政治家にしろ官僚にしろ、民間企業にしろ、トップ及びその周辺の人々は概ね優秀な方々が占めている、と。・・・・
 
で、ベストに近い、或いは理想に近い社会が実現しているでしょうか。
ンなこたァないですよね(笑)
 
それこそ一番解りやすいのは、先日東京都知事の舛添氏が辞任した件です。
舛添氏は元東大法学部助教授ということで、まさに今日誰もが認める優秀な方の筈です。しかし都政に混乱と金銭的損失を与えて去る、という結果に終わりました。
 
それから官僚。
世間の評価では優秀な方々ばかりの筈ですが、まあムチャクチャです。
 
民間企業なども、大なり小なり同じことが言えるでしょう。
一流企業の利益率を見て下さい。或いは商品、サービスの開発力を見て下さい。見るも無残な有様です。
 
能力主義と、「豊かな社会、幸せな社会の実現」には、あまり関係がないのです。これは歴史を見れば解ります。本来は能力など二の次、三の次なのです。
 
 
 

なぜか身分制世襲制が復活しつつある現実

明治維新後、能力主義を是とする一方で、身分制世襲制が否定されてきました。
 
・・・・の筈ですが、しかし現実はどうでしょうか。
政治の世界や財界は、半ば世襲制ですよね(笑)
官僚や医者なども世襲となりつつあります。また近年、民間企業もコネが幅を利かせるようになってきました(^^;
 
優秀な方の家庭は教育環境も良く、その子供も一流大学に入る。親のコネなどもあり好条件の職を得る。優秀でない方(失礼)は概ね、教育に関する意識もそこそこで、そういう環境に育った子供はそれなりの職にしかありつけない。・・・・
 
つまり、今日事実上の身分制世襲制が復活してきているのです(!!)