困難の時代のビジネスを考える - その2

2013/01/23

被災地では、救援物資が山積みになっているのに避難所へ運べない、という問題が起きているそうです。
偶然にも、少し前にこんな文章を書きましたが、燃料不足が経済や実生活にどれだけ大きな影響を与えるか、今回の地震でまざまざと見せつけられた思いがします。
 
我々が今、ごく当たり前に感じている生活だとか社会、経済というのは、高度に発達した物流の恩恵だと、いまさらながら痛感します。
そしてそれを下支えするのが、石油燃料。燃料の安定供給が途絶えれば、物流も簡単に止まります。

そういった、社会の土台となるシステムが崩れた途端、実にあっさり全てが回らなくなってきますね。
生活も、勿論ビジネスも、意外なほど脆い土台の上に成り立っています。
脆く崩れやすいものです。
 
そして忘れてはいけないのは、治安。
治安が良いという条件があってこそ、物流、いやビジネスそのものが成り立ちます。
海外に日本のビジネスモデルを持ち込んでも、なかなかうまくいかないんですよね。なぜならば治安が悪いから。日本から1歩外に出れば、うかうか自販機1つ設置できない世界が広がっています。
 
被災地域は(特に原発被災地域は)、今後急速に治安が悪化していくと想像します。
今まで治安が良かったのは、
「最悪でも数日避難所で辛抱すれば、救援物資が大量に届き自分は救われる。行政が助けてくれる」
という信頼があったからです。それが今回崩れました。非常に残念な話ですが、今後生存をかけて、目を覆わんばかりの惨状が繰り広げられるのではないかと想像します。
 
ひとあし早く、困難の時代がやってきた、と考えるべきかもしれません。
現実を直視し、時代に即したビジネスを考える時だと感じます。