EU情勢の緊迫。いや日本も他人事ではない!!

2013/01/23

EUの金融・経済情勢が緊迫の度合いを増しています。
当然ですよね。先々月(2011年10月)も述べた通り、あの時のEU首脳合意は本質的な解決案ではなく、すぐに行き詰るのは明らかでした。
 
[どう動いているの? 「欧州金融危機」]
http://holiday.toypark.in/?p=255
 
[結局どうなの? 「欧州金融危機」]
http://holiday.toypark.in/?p=256
 
金融関係者や投資家などは、IMFやECBなどカネを持っているところに対する期待が高いようです。
カネが足りないなら、持っている所が出してくれよ、と。
 
ところがIMFには、例えばイタリアなどのように財政規模の大きな国を支えられるだけの力は、到底ありません。IMFを支援する国々の合意を取り、さらなる資金拠出を要請することになります。
つまりIMFがEUを支えられる条件は、
「諸外国がEU重債務国の努力をどれだけ認めることができるか。EU重債務国はどれだけ自国の信用度を上げることができるか」
に掛かっている、と言えそうです。それがダメなら諸外国は、IMF経由でのEU支援を拒否するわけです。
 
片やECB。こちらも昨晩ドラギ総裁が、ソブリン債購入枠拡大を明確に否定しています。
「市場関係者の期待は、全くもってナンセンスな話だ」
というニュアンスを込めて。・・・・
 
これも当たり前の話なんですよね。
 
誤解されている方が多くて驚くのですが、ECBをはじめ各国中央銀行の役割は、政府を直接支援するものではありません。金融市場の調整役、というのが本来の役割です。
その手段として、ECBの場合EU諸国のソブリン債を購入します。EU諸国を支援する目的で、ではありません。