だからこそ「憲法改正」 - 後編

2015/06/03

中編より続きます。
日本はナンチャッテ民主主義国家です。なぜならこれまで再三述べてきたように、まず憲法が欠陥だらけだから。いやインチキ憲法だから、と言うべきでしょうか。
 
 

なぜか国民の義務のみが明記されている

本当に民主主義国家であれば、国民主権、つまり基本的人権を有する国民が一番エラいのです。その国民の基本的人権を保護するため保障するために、政府をはじめとする公的機関が存在します。
そしてそれらを維持するために、徴税権が認められるはずなのです。
 
しかしながら、これも中編において述べた通り、日本政府が日本国民に対しどのような義務を負うのか、憲法にほとんど記述がありません。ほぼゼロと言えます。

その一方で国民に対し、「勤労の義務」と「納税の義務」を明記しているんですよね。
 
「勤労の義務」というのは、以前ちょっと書いたことがありますけれど、極めて行き過ぎた表現だと言えます。勤労とは本来、奴隷じゃないんですから自発的に行うべきものです。国家に義務として強要され行うものではありません
実際、勤労を義務だとうたう国家は、日本を除けばあとは北朝鮮だけだと言われています。
 
私達は子供の頃から、両親や学校の先生から、
「毎日一生懸命勉強して立派なおとなになって、しっかり働きなさい」
と躾けられてきましたが、これなどまさに、インチキ憲法に基づく「洗脳」だと幸田は考えます。洗脳によって従順な労働力を大量生産し、社会に安定供給するというシステムになっています。
 
それから「納税の義務」。
日本政府その他の諸機関が、私達一般市民のためにきっちり義務を果たしてくれるからこそ、「ご苦労様です」と政府に税金を払うべきなのです。
ところが一方的に納税義務だけが憲法に明記されているので、私達は政府が義務を果たそうが果たすまいが強制的に、きりきり働かされしこたま納税させられるという、実にふざけた構図が確立してしまっています。
 
 

為政者の都合による不平等なインチキ憲法に

日本国憲法は、政府の義務については明記せず国民の義務のみを主張しているので、エラいはずの国民がなぜか政府によってアタマを抑えつけられています。
 
結論から言えば、これは為政者によってうまくダマされているわけです。
憲法の最初の方で「国民主権」を掲げておいて民主主義憲法のふりをしながら、勤労義務と納税義務の2枚看板にて私達一般市民を収奪の対象に貶めています。
 
もうお解りでしょうか。
この日本という国は、欠陥憲法インチキ憲法のせいで、政府が国民に対して果たすべき義務が不明確です。実質、義務記述が存在しません。
だから為政者はやりたい放題です。利権にまみれ、海外に富を垂れ流し、日本国民の生命や健康は保護せず保障せず、それでいて誰からも責められない。なぜなら憲法に、
「国民の諸権利を最大限尊重する、あるいは保護する保障する義務を有する」
といった記述が欠落していますから。・・・・
 
いや責められますが、痛くも痒くもありません。
責められて政治家は私達一般市民の支持を失い選挙で落選・・・・するはずなのですが、その辺りのシステムが全然うまく機能していません。うまく機能しないよう、最初から選挙制度が設計されています