パソコン教室の謎
幸田の親父は72歳。ここ5年程、パソコン教室に通っています。
5年ですよ、5年(笑)
幸田は学生時代、某大手家電店のパソコン教室にて講師を務めていたことがあります。
1回1時間だか1時間半で、基礎知識と基本操作は全て教えていました。うまく説明すれば、その程度で大抵のことは教えられます。
念入りにやっても3回やれば充分でしょう。トレーニングまでしっかりやったとしても、1ヶ月もやれば基礎レベルなら教えることがなくなります。
5年も、一体何を教えてるんでしょうね(^^;
Webデザインに、プログラミングまで教えたとしてもまだ時間を持て余しそうです。
親父はなんと、未だにマウスが使えません(^^;(^^;
「作業効率が非常に悪いんだぞ」
と何度言っても、頑なにノートのグライドポイントを使い続けます。
マウス操作なんて、初回でしっかり指導するレベルのことですよね。パソコン教室ではそれすら、充分にやっていないらしいのです。
そのくせ、オリジナルデザインのタンブラーを作ってみたり、団扇を作ってみたり(笑)
想像するに、WordやExcelの使い方をみっちり指導してるんでしょうね。そのくらいしかやることがないのでしょう。
高齢者にそんなものを教えたって、せいぜい町内会の案内や名簿を作る程度のニーズが関の山です。なんとも無駄なことをやっていますな。
高齢者にとって本当に必要なことは、情報リテラシーのカリキュラムだと思います。しかし親父がお世話になっているパソコン教室で、そこに力を入れている形跡は全くありません。
パソコン教室の存在意義を、疑わざるを得ません。
しかしながら、そんなものに行政は補助金や助成金を支出しているのです。
こんなことで、この国が今後益々良くなってゆくとは到底思えません。
この国を建て直すためにやるべきことは、身近な所にも数えきれない程転がっている、と幸田は感じるのです。
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