またもや「国益」はいずこへ!? - 日韓通貨スワップ協定

2013/01/23政治・経済

なぜ韓国が、あんなに不利益なFTA条項を呑んだのか。これまた疑問でした。
米国から「見返りに、通貨危機を何とかしてやる」と言われれば、そりゃ韓国も飛びつきますよね。飛びつかざるを得ないはずです。
 
でも米国は、自分の腹は痛めたくない。
ウォンは既にジリ貧ですから、これ以上の通貨スワップ枠拡大によって韓国経済を助けることは、大きな損失につながります。
そこで恒例のごとく、日本に押し付ける。
 
ホントに、イヤになってきますね。
一歩譲って前述の構図が邪推に過ぎなかったとしても、日韓の通貨スワップ枠拡大は、明らかに国益に反します。
国益を守るために全力を尽くすのが、政治家の責任であり使命であるはずです。政治家の条件であるはずです。
もう1つ付け加えると、独立国家とは、自らの国益を主張できること、自らの国益を追求できること、と定義できると思います。
 
そう考えると、野田総理をはじめ現職政治家の大半は、政治家たる資格がないと言わざるを得ません。
政策や言動の1つ1つを吟味すると、国益なんて全然考えていませんよね。外交しかり。原発問題しかり。
そして、今の日本は独立国家としての体を成していない、と言わざるを得ません。なぜなら国益を守ることを主張できない失格政治家が、日本の舵取りを担っているからです。
 
これは今に始まった話ではなく、少なくとも20年以上、このような状況が続いています。
そして日本社会は、日本経済は、国益を吸い尽くされた挙句行き詰っています。一刻も早く、打開すべきです。

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Posted by 幸田 蒼之助