03. そもそもなぜ「雇われる側の人間」になったのかを考えてみる

2013/01/28「生き方」についてもう一度考える

アナタが選んだ人生ですか?

今、当 BizPlant web サイトにおいてこの文章を読まれている方。
大多数がサラリーマンか、若しくはサラリーマンという稼業に疑問を持ち、見切りをつけた方(見切りをつけようとしている方)ではないか、と思います。
雇われる側の方だと思います。
 
それは元々、アナタが望んだ人生でしょうか。意図的に人生目標として目指した生き方でしょうか。

雇われて定期的に幾らかの給料を貰い、企業なり行政なりに身を託す人生設計。
当然ながら、それ以外の人生設計も数えきれないほど存在します。
 
それを充分に承知の上で、それでも「雇われる側の人間になる」と自ら積極的に選択した人生でしょうか。
 
おそらく、違いますよね。
 

刷り込まれた人生設計

物心ついた頃からずっと、
「たくさん勉強しろ。そして一流大学を目指せ」
と尻を叩かれてきました。そして、
「一流大学を卒業できれば、一流企業に入社できる。或いは公務員になれる」
と、両親や学校の先生達に指導されてきたと思います。
 
で、
「そうすればそれなりの給料を保証され、定年まで雇用が保証され、安定した生活をおくることが出来る。やがて年金を貰ってのんびりと老後をすごすことができる」
と続くわけです。
今思えば、そういう人生設計「だけ」を、両親や先生から「刷り込まれて」きました。
 
大多数の方が、
「うん。そうだった」
と頷かれると思います。
 
子供の頃の事です。人生経験が浅いため、そういう人生設計、人生観が正しいのかどうか、判断する力に乏しかったでしょう。
或いは有無を言わさず受験戦争の真っただ中に叩き込まれ、両親や先生の言う人生設計、人生観に疑問を持ついとまも無かったことでしょう。
 
当然、無批判にそれを受け入れ、気が付いたら「雇われる側」の人間として社会に巣立ち、企業や公共団体の門を叩いていたはずです。
 

1億総サラリーマン国家

かくしてこの日本は、1億総サラリーマン国家となりました。アナタも例にもれず、雇われる側の人間になりました。
当たり前の結果ですよね。教育課程において、「雇われる側の人間になる」というレール1本しか敷かれていないのですから。
 
「人生は自ら切り拓くものだ」
などと言う先生がいたかもしれませんが、
「他にどういう人生があるのか」
「具体的にどうやって切り拓くのか」
を諭してくれるような先生は皆無だったと思います。
少なくとも、この稿を書いている幸田の周囲はそうでした。

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