原発ホワイトアウト(若杉 冽著) - その1

2013/11/04


 
噂の「原発ホワイトアウト」(若杉洌著)をようやく手に入れ、読み始めたところです。
現役官僚の暴露ネタ本ということで大いに話題になっています。

あくまで3分の1程、目を通した段階での雑感。・・・・
原発問題に関して、目新しい情報はありません。が、私達一般市民の知り得ない、この国の権力者の意思、権力を維持するシステムが詳らかにされています。それがヒジョーに興味深い。
 
福島第一原発事故が発生し様々な情報に目を向け始めるまで、電力業界がこれほどまで政治に影響を及ぼしているとは気付きませんでした。いや気付きはしたものの、まだまだ想像不足でした。
電力業界は庶民から極めて豪勢に電気料金をふんだくり、その潤沢な資金力でもって財界を支配。そして政界をまさに丸抱えせんばかりの勢いで牛耳るシステムがあるのだそうです。
 
つまり電力会社には「総括原価方式」というものが特権的に認められています。簡単に言えば、幾ら経費をかけようが、利用料金に転嫁して徴収できるというシステムです。電力会社はエリア別の独占企業ですから、いかにバカ高い電気料金を設定しようと、一般市民はしぶしぶ利用し請求通り支払わざるを得ません。
 
なので取引業者とは相場の約2割増しで取り引きします。総括原価方式なので、発注する側の電力会社は見積もりが割高であろうと痛くも痒くもありません。しかしその2割のうち、1割5分をバックさせて資金を蓄える。そしてその資金で政界を牛耳っているのだとか。
その額何と400億円(!) そりゃもう、政界を丸抱えできるほどの財力があるわけです。
政界だけではないですね。マスコミをも支配しています。
 
この国の権力構造が、秩序が、どのように成り立っているのかを知った気がします。
知ってしまうと、世紀の大犯罪者たる東電を放置している理由、断固たる意思をもって対処できない理由が痛いほど理解できます。
 
 
その2へ続きます。